看護師の過去問
第108回
午後 問140

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問題

看護師国家試験 第108回 午後 問140 (訂正依頼・報告はこちら)

中心静脈から投与しなければならないのはどれか。
  • 脂肪乳剤
  • 生理食塩液
  • 5%ブドウ糖液
  • 高カロリー輸液

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

高カロリー輸液は、高濃度であるため(末梢輸液に比べ3~6倍)太くて血流が多い中心静脈から投与する必要があります。中心静脈は、高濃度の高カロリー輸液でも、多量の血液で薄められます。それにより、血管に対する影響がありません。

高カロリー輸液を末梢から投与すると、静脈炎を起こしやすくなります。
末梢血管内に高濃度輸液が入った場合、血管内に細胞外液を引き込もうとします。この時、血管内皮細胞を引きはがしてしまうため、それが血管に沿って起こることで静脈炎を発症します。

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02

高カロリー輸液は高濃度の輸液であるため、末梢から投与すると血管への負担が強く血管痛や静脈炎を起こしてしまうため、中心静脈から投与します。
そのほかの選択肢の脂肪乳剤、生理食塩液、5%ブドウ糖液は末梢からも中心静脈からも投与OKです。

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03

高カロリー輸液は基本的には中心静脈から投与しなくてはなりません。
高カロリー輸液は粘稠度も高く、血管炎を起こしやすい輸液になります。
より多くの血流にて粘稠度をさげることができますので、中心静脈から投与します。

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