看護師の過去問
第109回
午後 問125
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問題
看護師国家試験 第109回 午後 問125 (訂正依頼・報告はこちら)
保健師助産師看護師法で規定されている看護師の義務はどれか。
- 研究をする。
- 看護記録を保存する。
- 看護師自身の健康の保持増進を図る。
- 業務上知り得た人の秘密を漏らさない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1、研究に関しては、看護者の倫理綱領には「質の高い看護を行うために」実施すると書かれていますが、保健師助産師看護師法では義務付けされていません。
2、看護記録は、医療法及び医療法施行規則における診療に関する諸記録として規定されていますが、保健師助産師看護師法では義務付けされていません。
3、看護者自身の健康に関しては、看護者の倫理綱領に記されているが、保健師助産師看護師法では義務付けされていません。
4、守秘義務に関しては、保健師助産師看護師法だけでなく倫理綱領などにも記されています。
保健師助産師看護師法に記されている義務は「指名、住所などの届出義務」「保健指導義務及び証明書等の交付義務」「異常死産児の届出義務」「秘密保持義務」の4つになるので、問題の中の4つの選択肢の中では、4が正解になります。
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02
(解説)
保健師・看護師・准看護師の守秘義務については、保健師助産師看護師法に義務として規定されています。注意したいのは、退職後も継続されるということです。また、助産師の守秘義務については、刑法に規定されています。よって、正解は「4」になります。
(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
1について:看護者が専門職として研究を行うことは、保健師助産師看護師法に義務としては規定されていません。日本看護協会の「看護者の倫理綱領」には規定されています。よって、正解には該当しません。
2について:看護記録の保存については、保健師助産師看護師法には義務として規定されていません。病院等が作成する診療に関する諸記録の中に、看護記録も含まれており、医療法に過去2年間の保存が義務づけられています。よって、正解には該当しません。
3について:看護師自身の健康保持増進は、保健師助産師看護師法には義務としては規定されていません。日本看護協会による「看護者の倫理綱領」には規定されています。よって、正解には該当しません。
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03
保健師助産師看護師法には、秘密を守る義務が記載されています。
他の選択肢は該当しません。
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