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看護師の過去問 第109回 午後 問211

問題

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次の文を読み以下の問いに答えよ。
Aさん( 35 歳、女性)は、昨年結婚し、夫( 50 歳)と 2 人暮らし。最近 2 か月で 5 kgの体重減少、首の違和感と息苦しさ、心悸亢進、不眠のため内科を受診した。触診で甲状腺の腫脹、超音波検査で甲状腺内に数か所の石灰化が認められたため、甲状腺腫瘍( thyroid tumor )の疑いで大学病院に紹介された。
嗜好品:飲酒はビール 700 ml /日を週 5 日
趣味:ジョギングとヨガ
Aさんの甲状腺腫瘍( thyroid tumor )の確定診断に必要な検査はどれか。
   1 .
血中サイログロブリン値検査
   2 .
頸部エックス線撮影
   3 .
穿刺吸引細胞診
   4 .
頸部CT
( 看護師国家試験 第109回 午後 問211 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正解3.穿刺吸引細胞診


甲状腺腫瘍(thyroid tumor)

検査
①診察(問診、視診、触診)
②画像検査
 ・超音波検査
 ・CT、MRI検査
 ・シンチグラフィ検査
③病理検査(穿刺吸引細胞診)
 両性悪性の鑑別に優れた方法
④血液検査
 ・甲状腺ホルモン(FreeT3、FreeT4)
 ・甲状腺刺激ホルモン(TSH)
 ・サイログロブリン
 ・カルシトニン、CEA


1.血中サイログロブリンは、甲状腺腫瘍の術後再発や進行した腫瘍で上昇するので、病勢を見るために重要です。甲状腺腫瘍の確定診断には用いません。


2.頸部エックス線撮影は、石灰化を伴うしこりの診断や、気管の位置や形の確認を行います。甲状腺腫瘍の確定診断には用いません。


4.頸部CTは、甲状腺腫瘍と周辺臓器の状況を検査します。転移や再発のチェックに行いますが、確定診断には用いません。

付箋メモを残すことが出来ます。
0
正解:3. 穿刺吸引細胞診

甲状腺腫瘍の検査にはいくつかあります。

①良性・悪性の区別
・診察(問診、視診、触診)
・超音波検査
・穿刺吸引細胞診
・血液検査(サイログロブリン、甲状腺ホルモン、腫瘍マーカーなど)

②がんの広がりの確認
・CT、MRI
・PET
・シンチグラフィ

1. →血中サイログロブリンは、血中に分泌される甲状腺ホルモン(T4=サイロキシン)の直前の物質のことです。様々な甲状腺疾患や甲状腺腫瘍(良性でも悪性でも)が生じた時に高値を示すため、がんの確定診断は出来ません。

2. →頸部X線撮影は、石灰化を伴うしこりの診断や、気管の変位、狭窄の有無などを診るために行います。がんの確定診断は出来ません。

3. →直接、穿刺吸引し、病理で細胞を診るため、確定診断を行うために実施します。

4. →頸部CT検査は、がんの大きさや転移の有無を確認するために行います。確定診断は行えません。

0
1.甲状腺全摘出後の腫瘍マーカーとして測定を行います。
 確定診断や、良性悪性の鑑別はできません。

2.甲状腺癌の確定診断には不向きな検査です。

3.正解です。病理検査により良性悪性の判断をします。

4.腫瘍の範囲や転移を確認するのに用います。

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