看護師の過去問 第110回 午後 問155
この過去問の解説 (3件)
正解は3です。
ヒューマンエラーを起こす人間の特性には、以下の3つがあると言われています。
①生理的特性:サーカディアンリズム(体内時計のリズム)、加齢、疲労などによって心身が影響を受ける。
②認知的特性:事態を過小評価したり、思い込み、都合よく解釈する。物事を間違えたり、忘れたりする。
③社会心理的特性:権威を持った人に弱く、間違いと分かっていても言えない。誰かがやってくれるだろうという依存。自分たちの過ちを修正しない。
したがって
1.同僚への依存→③社会心理的特性
2.睡眠不足による疲労→①生理的特性
3.同じ作業の連続による注意力低下→②認知的特性
4.パワーハラスメントによる心理的圧迫→③社会心理的特性
正解: 3. 同じ作業の連続による注意力低下
ヒューマンエラーの原因には、①生理的身体的特性、②認知的特性、③集団的特性、④エラー誘発環境があります。
②認知的特性は、知覚、記憶、注意、判断、運動制御のいずれかに誤ってエラーが生じてしまいます。
例えば、物事を理解できなくて認知できなかったり、事実を誤って記憶したり判断してしまうことで、エラーに繋がります。
1. →同僚への依存は、その人の判断や行動に影響を及ぼす③集団的特性です。
2. →睡眠不足による疲労は、①生理的身体的特性です。
4. →パワーハラスメントによる心理的圧迫は、③集団的特性です。
正解→3
人間の特性は、以下通りです。
a認知的特性
知覚・判断・行動・記憶・注意
b心理的特性
集団心理(同調、権威、手抜き)
個人心理(悩み、緊張、焦り、怒り等々)
c生理的特性
疲労、眠気、加齢等等
1.同僚への依存
→b
2 .睡眠不足による疲労
→c
3 .同じ作業の連続による注意力低下
→a
4 .パワーハラスメントによる心理的圧迫
→b
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