看護師の過去問
第113回
午前 問91

Courvoisier徴候は、主に胆道閉塞や胆嚢拡張に関する所見です。

胆嚢が無痛で拡張している場合に見られる徴候で、胆石症や膵頭部癌に関連することが多いです。

大腿骨頸部骨折や手術後の管理には無関係です。

Blumberg徴候は、腹膜炎や急性腹症を示唆する反跳痛です。

腹部を押した後に手を急に離すことで痛みが強まる状態を確認しますが、今回のケースである骨折や手術後の管理には関係がありません。

正解。

Homans徴候は、深部静脈血栓症（DVT）の初期徴候として重要です。

足関節を背屈させた際にふくらはぎに痛みが生じる場合、この徴候が陽性とされ、血栓のリスクが疑われます。

術後にはDVTの発生が懸念されるため、早期にチェックする必要があります。

Romberg徴候は、神経学的障害を調べるために使用されます。

閉眼した状態で立位を保持できるかを確認し、ふらつく場合にはバランス機能の障害が疑われます。

神経系の問題に関連する徴候であり、大腿骨骨折や手術後の管理とは関係ありません。