理容師の過去問
第29回
皮膚科学 問26

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問題

第29回 理容師国家試験 皮膚科学 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 表皮は、角化細胞、色素細胞、ランゲルハンス細胞、メルケル細胞という4つの異なった系列の細胞から成る。
  • 角化細胞は、表面より角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層の5つの細胞層から成る。
  • 真皮内の線維成分は、大部分がエラスチンというタンパク質から成る弾性線維である。
  • 皮下組織は、多量の脂肪を含み、外界からの外力に対してクッションの作用をする。

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この過去問の解説 (3件)

01

真皮は、コラーゲンというタンパク質でできた膠原線維が大部分を占め、この間にエラスチンというタンパク質からなる弾性線維が混じっています。

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02

正解は「真皮内の線維成分は、大部分がエラスチンというタンパク質から成る弾性線維である。」で、誤った文章です。

その他は正しい文章です。

選択肢1. 表皮は、角化細胞、色素細胞、ランゲルハンス細胞、メルケル細胞という4つの異なった系列の細胞から成る。

表皮は、角化細胞、色素細胞、ランゲルハンス細胞、メルケル細胞からできています。

●角化細胞:表皮を生成する主な細胞で、基底層から産出されます。またの名をケラチノサイトといいます。

●色素細胞:メラノサイトとも呼ばれ、皮膚の色素(メラニン)を作る細胞です。

●ランゲルハンス細胞:免疫に関与する細胞です。

●メルケル細胞:触覚に関わる細胞です。

選択肢2. 角化細胞は、表面より角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層の5つの細胞層から成る。

角化細胞は上から、角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層の順でできています。

選択肢3. 真皮内の線維成分は、大部分がエラスチンというタンパク質から成る弾性線維である。

真皮内の繊維成分は、コラーゲンでできている膠原繊維が大部分を占めています。

選択肢4. 皮下組織は、多量の脂肪を含み、外界からの外力に対してクッションの作用をする。

皮下組織は、表皮や真皮の下にあり、多量の脂肪を含み、外界からの外力に対してクッションの作用をします。

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03

正解は「真皮内の線維成分は、大部分がエラスチンというタンパク質から成る弾性線維である。」です。

選択肢1. 表皮は、角化細胞、色素細胞、ランゲルハンス細胞、メルケル細胞という4つの異なった系列の細胞から成る。

表皮は、角化細胞(ケラチノサイト)、色素細胞(メラノサイト)、ランゲルハンス細胞、メルケル細胞からなります。

選択肢2. 角化細胞は、表面より角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層の5つの細胞層から成る。

角化細胞は、角質層、透明層、有棘層、基底層からなる。角化細胞は、基底層で作られます。

選択肢3. 真皮内の線維成分は、大部分がエラスチンというタンパク質から成る弾性線維である。

真皮内の繊維成分は、大部分がコラーゲン繊維でできており、約70%を占めます。

選択肢4. 皮下組織は、多量の脂肪を含み、外界からの外力に対してクッションの作用をする。

皮下組織は、多量の脂肪を含み、外界からの外力に対してクッションの作用をします。

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