理容師の過去問
第31回
皮膚科学 問28
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問題
第31回 理容師国家試験 皮膚科学 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚及び皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 皮膚の表面にある脂肪膜(皮脂膜)は、弱アルカリ性である。
- 皮膚で体温調節を積極的に行っているのは、脂腺である。
- 脂腺の発育は、男性ホルモンの影響を強く受ける。
- 爪は、爪母が保存されていても、はがれると再生しない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 皮膚の表面にある脂肪膜(皮脂膜)は、弱酸性です。
2 皮膚での体温調整を積極的に行っているのは、脂腺の他にもあります。
3 脂腺の発達は、男性ホルモンの影響を強く受けています。
4 爪は、爪母が保存されていれば剥がれても再生される。
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02
1 皮膚の表面の脂肪膜は弱酸性です。
2 皮膚で体温調節を行っているのは毛細血管と汗腺です。
4 爪母が保存されていれば、引きはがされても再生します。爪母が取り除かれると再生しません。
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03
答え3です。
【皮脂膜】とは、
脂肪膜、酸膜とも言います。
汗と皮脂が混じり合って出来る天然の乳液です。
皮脂膜は酸性で、細菌や白癬菌の侵入を防ぎます。
【皮脂腺】とは、
脂腺とも言います。
毛包に開口している分泌腺(毛穴)から出てきます。
毛の生えてない手のひらと足の裏には、皮脂腺はありません。
皮脂腺の発育は、男性ホルモンの影響を強く受けます。
皮脂腺の分泌量は、高齢になると減少します。
【爪】とは、
表皮のケラチンタンパク質が変化して出来たのになります。
表面に出ている部分を爪甲といい、皮膚に隠れている部分を爪根と言います。
爪根の根本部分を爪母があり、細胞分裂をして爪が作られます。
爪母が傷つき細胞分裂が出来なくなると、正常な爪が生えなくなります。
1、
皮脂膜は酸性です。
よって、(弱アルカリ性)→(酸性)の間違いです。
2、
皮膚で体温調整を積極的にしているのは、毛細血管と汗腺です。
汗の分泌の主な目的は体温調整になります。
脂腺の目的は、皮膚や毛にあぶらを与えてうるおいを保ちます。
よって、(脂腺)→(毛細血管と汗腺)の間違いです。
3、
皮脂腺の発育は、男性ホルモンが影響しています。
よって、正しいです。
4、
爪母は爪の基部にあり、この部分で爪が作られています。
爪母が損傷しない限り、爪は再生します。
よって、(はがれると再生しない)→(はがれても再生する)の間違いです。
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