理容師の過去問
第32回
皮膚科学 問26
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問題
第32回 理容師国家試験 皮膚科学 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 角化細胞は、表面より角質層、有棘層、顆粒層、透明層、基底層の5つの細胞層からなる。
- 色素細胞が生成したエラスチンは、顆粒細胞に伝達される。
- ランゲルハンス細胞は、免疫に関与する細胞である。
- 真皮の線維成分は、ケラチンというタンパク質からできた弾性線維がその大部分を占める。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:角化細胞は、表面から順に、「角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層」の5つの細胞層からなります。
2:色素細胞が生成するのは「メラニン」。エラスチンは弾性線維とも呼ばれ、しわの原因にもなるものです。
4:真皮の線維成分は、「コラーゲン」というタンパク質からできた膠原線維がその大部分を占めます。ケラチンは細胞骨格を構成するタンパク質の一つです。
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02
正解は、 3 です。
1 角化細胞は、表面より角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層の5つの細胞層から成り立っています。質問は、皮膚の構造に関する記述のうち、正しいものはどれか聞いているので、不正解です。
2 色素細胞が生成するのはメラニンです。質問は、皮膚の構造に関する記述のうち、正しいものはどれか聞いているので、不正解です。
3 ランゲルハンス細胞は、免疫に関与する細胞です。質問は、皮膚の構造に関する記述のうち、正しいものはどれか聞いているので、 3 が正解です。
4 真皮の線維成分は、コラーゲンというタンパク質からできた弾性線維がその大部分を占めます。質問は、皮膚の構造に関する記述のうち、正しいものはどれか聞いているので、不正解です。
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03
【皮膚の構造】とは、
表皮、真皮、皮下組織の3つの層から出来ています。
【表皮】
・角化細胞(ケラチンタンパク質を作っています。)
表面から、角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層になっています。
・色素細胞
基底層に、色素細胞(メラノサイト)があり、メラニン色素を作っています。
・ランゲルハンス細胞
異物を取り込みその情報を免疫細胞へ伝えます。
【真皮】
膠原繊維と弾性繊維があります。
・膠原繊維は、真皮の大分部を占めていて、コラーゲンというタンパク質で出来ています。
・弾性繊維は、エラスチンというタンパク質で出来ています。
1、
角化細胞は5層で、その順番が大切です。
よって、(角質層、有棘層、顆粒層、透明層、基底層)→(角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層)の間違いです。
2、
色素細胞が作るのは、メラニン色素という肌の色を左右し、紫外線から肌を守るものです。
メラニン色素は、主に基底層にあり、作ったメラニン色素は、基底細胞に伝達されます。
よって、(エラスチンは、顆粒細胞に伝達)→(メラニン色素は、基底細胞に伝達)の間違いです。
3、
ランゲルハンス細胞は、異物を取り込み、その情報を他の免疫細胞へ伝えます。
情報を読み取ると、ランゲルハンス細胞自体の免疫機能が発動して、その異物を排除します。
よって、正しいので、これが正解になります。
4、
真皮の大分部を占めるのは、膠原繊維です。
膠原繊維はコラーゲンタンパク質で、出来ています。
よって、(ケラチンというタンパク質からできた弾性線維)→(コラーゲンというタンパク質からできた膠原繊維)の間違いです。
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