理容師の過去問
第34回
皮膚科学 問30
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問題
第34回 理容師国家試験 皮膚科学 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 接触皮膚炎( カブレ )の原因を見出すには、パッチテストが最も実用的で、確実な方法である。
- 青年性扁平疣贅は、その原因がウイルスで、顔面や手背に多くみられる。
- 円形脱毛症は、その原因がウイルスのため、感染しやすい。
- 伝染性膿痂疹( トビヒ )は、その原因が化膿菌のため、感染しやすい。
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この過去問の解説 (3件)
01
円形脱毛症の原因は明確にはされていませんが、精神的ストレスや遺伝、ホルモンバランスの乱れなどではないかと言われています。
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02
接触皮膚炎は特定の物質と直接触れることで生じる皮膚の炎症なので、原因を突き止めるにはパッチテストが実用的で確実です。
(2)は正しいです。
青年性扁平疣贅は、顔面、手の甲、前腕などにできる米粒の半分程度の大きさのイボです。皮膚面からやや隆起したかたちで、淡褐色で台状の丘疹が多数できます。原因はウイルスです。
(3)は間違いです。
円形脱毛症はウイルスに起因するものではないため、ストレスや免疫異常によって感染することはありません。
(4)は正しいです。
伝染性膿痂疹(トビヒ)は、細菌、化膿菌、ブドウ球菌が原因です。感染しやすいです。
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03
正解は3です。
接触性皮膚炎(カブレ)は、何らかの物質が皮膚に接触することでおこるものなので、原因となる物質を見つけるためにはパッチテストが実用的で最も有効な方法です。
1は正しい説明です。
青年性扁平疣贅は、若い女性に多く見られ顔面や手背にできることが多い、いわゆる「イボ」と呼ばれるものです。
2も正しい説明です。
円形脱毛症は、ストレスや睡眠不足などが原因の自己免疫反応によって脱毛が起こると考えられています。
3が誤った説明です。
伝染性膿痂疹(トビヒ)は、ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌などの化膿菌(細菌)が原因なので、伝染しやすい感染症です。
4は正しい説明です。
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