理容師の過去問
第34回
理容の物理・化学 問32
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問題
第34回 理容師国家試験 理容の物理・化学 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
電気と電気機器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 水道水は絶縁体であるから、濡れた手で電気機器のプラグを抜き差ししても感電の危険はない。
- ヘアアイロンのコードは熱くならずにロッドが熱くなるのは、ロッド部分の電気抵抗がコード部分より大きいためである。
- 1kWの電熱器を100Vの電源につないで、毎日2時間ずつ30日使用すると、電力量は40kWhになる。
- わが国における交流の周波数は全国的に統一されている。
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この過去問の解説 (3件)
01
イオンや有機物など、水以外の不純物がまったく含まれていない純水は電気を通しません(絶縁体)。
しかし、水道水にはイオンや不純物が入っているために電気を通しやすくなっており、感電の危険があります。
(2)は正しいです。
ヘアアイロンはジュール熱の作用を利用するものです。
ジュール熱とは、電気抵抗が大きいものに一定の電気を流し、熱を発生させるというものです。
なので、ヘアアイロンのロッド部分が熱くなるのは、コードの部分よりロッド部分の電気抵抗が大きいからです。
(3)は間違いです。
電力量とは電流のする仕事の総量のことです。単位はkwhです。
電力とは電流が単位時間(1時間)にする仕事のことです。単位はkwです。
公式は、
電力=電圧×電流
電力量=電力×時間
となります。
電力(1kw)×時間(2時間×30日間で60時間)で電力量は60kwhになります。
(4)は間違いです。
交流の周波数は、東日本(北海道電力・東北電力・東京電力)が50Hz(ヘルツ)、
西日本(中部電力・北陸電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力)が60Hz(ヘルツ)と2種類に分かれています。日本は50Hzと60Hzの併用国です。
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02
1:水道水は「導電性」があるため、感電の危険性があります。純水は絶縁体ですが、水道水には不純物が含まれているため電気を通します。
3:消費電力量=電力×時間となるので、
消費電力量は、 1(kW) × 2(h) × 30(日) = 60(kWh) となります。
4:わが国における交流の周波数は東日本が50Hz、西日本が60Hzです。
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03
正解は2です。
不純物を含まない純水は絶縁体ですが、水道水には残留塩素やカルシウム、ミネラルなどが含まれていて電気を通す導電性があります。
1は誤った説明です。
ヘアアイロンは、電気を通しにくい(抵抗が大きい)部分に電気を流すことで生じるジュール熱を利用していて、コード部分よりロッド内部に使われる金属の方が抵抗が大きいためロッドが熱くなりコードは熱くなりにくくなっています。
2が正しい説明です。
電力量の計算は、電力量(kWh)=電力(kW)×時間(h)なので、1kWh(電力)×2(h)×30(日)=60(kWh)となります。
3は誤った説明です。
交流電気の周波数は、新潟県の糸魚川と静岡県の富士川を結ぶ線を境にして、西側が60Hzで東側が50Hzとなっています。
4も誤った説明です。
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