理容師の過去問
第35回
理容の物理・化学 問32
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問題
第35回 理容師国家試験 理容の物理・化学 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
水の加熱に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「 アルミニウムのやかんに入れた水を加熱すると、やかんはすぐ熱くなるが、水はなかなか温まらない。これは水の比熱がアルミニウムより[ A ]ためである。加熱を続けると、水面からの蒸発が盛んになる。さらに加熱すると、やがて内部からも水蒸気が発生し、気泡となって水中から出ていく現象を[ B ]という。この現象が続いている間も加熱を続けたとき、温度は[ C ]。」
「 アルミニウムのやかんに入れた水を加熱すると、やかんはすぐ熱くなるが、水はなかなか温まらない。これは水の比熱がアルミニウムより[ A ]ためである。加熱を続けると、水面からの蒸発が盛んになる。さらに加熱すると、やがて内部からも水蒸気が発生し、気泡となって水中から出ていく現象を[ B ]という。この現象が続いている間も加熱を続けたとき、温度は[ C ]。」
- [ A ]大きい [ B ]沸騰 [ C ]変わらない
- [ A ]大きい [ B ]融解 [ C ]上がる
- [ A ]小さい [ B ]沸騰 [ C ]上がる
- [ A ]小さい [ B ]融解 [ C ]変わらない
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
水の比熱に関する記述の穴埋めをしていきましょう。
アルミニウムのやかんに入れた水を加熱したら、やかんに比べて水がなかなか温まらないのは水の比熱が約4.2(J / g・K)でアルミニウムの比熱約0.9(J / g・K)よりも大きいからです。
Aは大きいです。
加熱を続けると水面で蒸発が盛んになり、やがて水中からも水蒸気が発生し気泡となる沸騰という現象が起こります。
Bは沸騰です。
沸騰後も加熱を続けても温度は変わらないままです。
Cは変らないです。
A:大きい B:沸騰 C:変わらない の組み合わせです。
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02
正解は1です。
・比熱とは
物質1gの温度を1℃あげるのに必要な熱量です。
水→4.217
アルミニウム→0.880
よって(A)は「大きい」です。
・融解とは
個体が液体になることです。水の場合、氷から水になることを融解といいます。
・沸騰とは
液体から気体への気化が、表面だけでなく内部からも激しく起こる現象です。
よって(B)は「沸騰」です。
沸騰している間は温度は一定に保たれるので(C)は「変わらない」です。
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03
水の比熱は4.2 (J/g⋅K)でアルミニウムの比熱は0.90 (J/g⋅K)です。
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