理容師の過去問
第37回
皮膚科学 問26
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問題
第37回 理容師国家試験 皮膚科学 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 皮膚は、表面より真皮、表皮、皮下組織の3つの層からできている。
- 角化細胞(ケラチノサイト)は、表皮細胞の約95%を占める。
- 表皮内にあるランゲルハンス細胞は、皮膚の色素であるメラニンを作る細胞である。
- 真皮内に存在する線維成分は、エラスチンというタンパク質からできた弾性線維がその大部分を占める。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
皮膚の構造は、皮膚の表面から深部に向かって表皮→真皮→皮下組織の順番になっています。
1は誤った説明です。
皮膚の最外層である表皮は、その細胞の95%を角化細胞(ケラチノサイト)が占めています。
2が正しい説明です。
表皮内の有棘層に存在するランゲルハンス細胞は、病原体などを認識し周囲の細胞に知らせる免疫システムにおいて大事な役割を担っています。
3は誤った説明です。
線維性結合組織で構成される真皮は、膠原繊維(コラーゲン)が大部分(約70%)を占めていて、他には弾性繊維(エラスチン)やヒアルロン酸や細胞外マトリックスなどがあります。
4も誤った説明です。
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02
正解は【2】です。
1 . 皮膚は、表面より【表皮→真皮→皮下組織】の順番なので間違いです。
2 . 設問の通り、角化細胞(ケラチノサイト)は、表皮細胞の約95%を占めるので正解です。
新しくできた細胞に押し上げられ、角層細胞に変化します。
3 . 表皮内にあるランゲルハンス細胞は、【皮膚免疫を司る細胞】なので間違いです。
皮膚の色素であるメラニンを作る細胞は、メラノサイト(メラニン細胞)です。
4 . 真皮内に存在する線維成分の大部分は、【コラーゲン】という線維状のタンパク質なので間違いです。
真皮内には他に
・エラスチンータンパク質からできた弾性線維
・ヒアルロン酸ーゼリー状の基質
・血管
・リンパ管
・汗腺
などがあります。
線維と基質を生成する細胞を、線維芽細胞といいます。
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03
正解は、 2 です。
×1.皮膚は、表面より表皮、真皮、皮下組織の順で3つの層からできています。質問は、皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれかきいているので、不正解です。
〇2.角化細胞(ケラチノサイト)は、表皮細胞の約95%を占めます。質問は、皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれかきいているので、 2 が正解です。
×3.表皮内にあるランゲルハンス細胞は、病原体を認識し周囲の細胞へ情報を伝え、からだを守る免疫システムの重要な役割を果たしています。質問は、皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれかきいているので、不正解です。
×4.真皮内に存在する線維成分は、70%がコラーゲンが占めています。質問は、皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれかきいているので、不正解です。
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