理容師の過去問
第38回
理容の物理・化学 問31

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問題

第38回 理容師国家試験 理容の物理・化学 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

力と刃物に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 物体に外から力を加えて変形させようとするとき、物体内部に、もとに戻そうと抵抗する力が生まれる。これを応力という。
  • 物体に大きな力を加えて変形させたとき、力を取り去っても変形が残ることがある。この変形を弾性変形という。
  • 刃物は、物体を破壊するため、一方の端が厚く、他方の端へ行くにつれて薄くなった構造をしている。このような形をてこという。
  • 刃物はさびが付くことがある。刃物の金属と結びついてさびをおこす空気中の物質は二酸化炭素である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

選択肢2の解説
●弾性変形・・・物体に力が加わって変形したとき、その力を取り去ると、もとの形や大きさに戻ろうとする変形です。
●塑性変形・・・物体に力が加わって変形したとき、その力を取り去るともとの形に戻らず変形が残ることです。
 
3 . 刃物は、物体を破壊するため、一方の端が厚く、他方の端へ行くにつれて薄くなった構造をしています。このような形を「くさび」といいます。

4 . さびをおこす空気中の物質は酸素です。

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02

正解は1です。

外力が加わることで物体が変形しようとするとき、それに抵抗して元に戻そうとする力が内部から生まれます。

この内部からの力を応力と言います。

1は正しい説明です。

物体に力を加えると変形しますが、その力を取り除くと元の形に戻る性質を弾性といい、その変形を弾性変形と言います。

力が大きいなどの理由で元に戻らない変形は塑性変形と呼ばれます。

2は誤った説明です

シザーズやレザーなどの刃物は、物体を破壊するために一端が厚くもう一端に向かってだんだん薄くなるような構造のくさびの形状をしています。

3も誤った説明です。

刃物(金属)の表面に、さびと呼ばれる腐食生成物が生じますが、これは金属と空気中の水分酸素が酸化還元反応を起こすことが原因です。

4も誤った説明です。

参考になった数0

03

答えは1です。

1、

応力とは、

物体に外から力を加えると、物体内部から、その力と同じくらいの抵抗する力が生まれます。

この力のことを応力と言います。

よって、正しいので、これが正解になります。

2、

弾性変形とは、

物体に力が加わって変形したとき、その力を取り去ると、元の形に戻ろうとする変形のことです。

塑性変形とは、

物体に力が加わって変形したとき、その力を取り去ると、元の形に戻らず変形が残ることです。

よって、(弾性変形)→(塑性変形)の間違いです。

3、

てことは、

弱い力で大きな力を生み出し、物を動かしたりすることです。

てこには、支点、力点、作用点があります。

一方の端が厚く、もう一方の端に行くにつれて薄くなる構造は、くさびです。

くさびは断面はV字形で、くさびを物体に押し込むと、小さな力で物体に大きな力を与える(切断など)ことができます。

よって、(てこ)→(くさび)の間違いです。

4、

さびとは、

金属の表面には不安定な金属原子があり、その金属原子が空気中の酸素と反応して出来る腐食物です。

よって、(二酸化炭素)→(酸素)の間違いです。

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