理容師の過去問
第41回 新
香粧品化学 問1

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問題

第41回 新 理容師国家試験 香粧品化学 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

界面活性剤の働きに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 水に溶けないビタミンを化粧水に溶解させる。
  • レシチンは、口紅中の顔料を分散させる。
  • O/W 型のクリーム中で、水と油性成分を乳化させる。
  • 非イオン界面活性剤は、殺菌消毒作用が強い。

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この過去問の解説 (3件)

01

誤っているものは「非イオン界面活性剤は、殺菌消毒作用が強い。」です。

殺菌消毒作用があるのは、陽イオン界面活性剤(逆性石けん)と両性界面活性剤です。

非イオン界面活性剤は、乳化力や可溶化力にすぐれているので、クリームや乳液の乳化剤として、また化粧水の香料や有効成分の可溶化剤として用いられます。

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02

答えは「非イオン界面活性剤は、殺菌消毒作用が強い。」です。

選択肢1. 水に溶けないビタミンを化粧水に溶解させる。

正しいです。

⇒可溶化作用

混ざりあわないものを水に混ぜる作用です。

選択肢2. レシチンは、口紅中の顔料を分散させる。

正しいです。

⇒分散作用

粉末を水に分散させる作用です。

選択肢3. O/W 型のクリーム中で、水と油性成分を乳化させる。

正しいです。

⇒乳化作用

水と油成分を混ざり合った状態

選択肢4. 非イオン界面活性剤は、殺菌消毒作用が強い。

誤りです。

殺菌消毒作用が強いのはイオン界面活性剤です。

参考になった数4

03

答えは「非イオン界面活性剤は、殺菌消毒作用が強い。」です。

選択肢1. 水に溶けないビタミンを化粧水に溶解させる。

「可溶化作用」といい

水に溶けない、または溶けにくい物質に

界面活性剤などを添加することにより安定した溶液を作り出すことです。

よって、正しいです。

選択肢2. レシチンは、口紅中の顔料を分散させる。

「分散作用」といい

混じり合わずに表面に浮かんでしまうような物質に

界面活性剤を入れると水中に分散することです。

よって、正しいです。

レシチン:自然界の動植物性において

全ての細胞内に存在している脂質の一種

選択肢3. O/W 型のクリーム中で、水と油性成分を乳化させる。

界面活性剤の問題で

乳化されると出てきたら「乳化作用」です。

O/W 型のクリーム中で、水と油性成分を乳化させます。

よって、正しいです。

選択肢4. 非イオン界面活性剤は、殺菌消毒作用が強い。

非イオン界面活性剤は殺菌効果が弱いです。

殺菌効果が強いのは「イオン界面活性剤」です。

よって、誤りです。

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