理容師の過去問
第42回
皮膚科学 問4

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問題

第42回 理容師国家試験 皮膚科学 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 皮膚の状態は、全身の健康状況によって変化する。
  • 成人では、加齢とともに、皮膚の分泌作用や新陳代謝が低下し、皮膚は乾燥し硬くなる。
  • 健康な成人の皮膚の表面はアルカリ性である。
  • 脂腺から分泌される皮脂は、毛の光沢としなやかさを保つ役割がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

答えは3です。

1、
健康な皮膚は、血色がよく、透明感があります。
触るとしっとりしていて、弾力があります。
反対に、貧血になると皮膚は青白くなり、心臓が悪くなると皮膚は紫色を帯びます。
病気によって、皮膚の状態も変わります。
よって、正しいです。

2、
加齢により、皮膚も老化します。
老化で皮膚は、皮脂の分泌が減るため乾燥します。
弾性繊維が変化して、こじわが出来ます。
よって、正しいです。

3、
皮膚にはアルカリ中和能という機能があります。
アルカリ中和能は、アルカリを付けても弱酸性に戻ります。
その為、皮膚は、常に弱酸性に保たれてます。
よって、(アルカリ性)→(弱酸性)の間違いで、これが正解です。

4、
脂腺から分泌される皮脂は、皮膚や毛にあぶらを与え、うるおいを保っています。
よって、正しいです。

参考になった数1

02

正解は3です。

1 .皮膚の状態は、全身の健康状況によって変化します。
※貧血だと青白いです。

2 .成人では、加齢とともに、皮膚の分泌作用や新陳代謝が低下し、皮膚は乾燥し硬くなります。 ※皮膚の老化は、外界からの影響に大きく左右されます。

3 .健康な成人の皮膚の表面は弱酸性です。
※アポクリン腺のある部位ではアルカリ性に傾いています。

4 .脂腺から分泌される皮脂は、毛の光沢としなやかさを保つ役割があります。

参考になった数0

03

答えは3です。


1、
皮膚の状態は全身の健康状態によって変化します。
例えば
貧血は青白い顔色、心臓疾患は紫色
など、病気によって皮膚の色は変化します。

よって、正しいです。


2、
加齢とともに起こる皮膚の変化

・表皮が薄くなり、ケラチンの生産が低下→柔らかさが消失
・皮脂の分泌が低下→乾燥する
・膠原繊維、弾性繊維の減少、皮下脂肪の萎縮→小じわができる
などです。

よって、正しいです。


3、
健康な成人の皮膚の表面は「弱酸性」です。
酸膜とよばれます。

よって
(アルカリ性)→(弱酸性)の誤りです。


4、
皮脂は、分泌されると皮脂膜となって皮膚の表面を保護し
皮膚に潤いを与える役目があります。

よって、正しいです。

参考になった数0