理容師の過去問
第43回
公衆衛生・環境衛生 問2
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問題
第43回 理容師国家試験 公衆衛生・環境衛生 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
2015年のわが国の出生と死亡に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 出生数は、死亡数よりも少ない。
- 合計特殊出生率は、2.0である。
- 悪性新生物(がん)による死亡数は、2005年と比べ減少している。
- 乳児死亡率は、出生1,000に対して約10である。
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この過去問の解説 (3件)
01
出生と死亡に関する問題です。
2015年の出生数は、1,005,721人です。
2015年の死亡数は、1,290,510人です。
よって、正しいので、これが正解になります。
【合計特殊出生率】とは、
1人の女性が生む子供の数の平均です。
2015年1.45
よって、(2.0)→(1.45)の間違いです。
悪性新生物(がん)の死亡数
2015年370,131人
2005年325,885人
よって、(2005年と比べ減少している)→(2005年と比べ増加している)の間違いです。
【乳児死亡率】とは、
乳児(生後1年未満)の死亡率です。
出生数1000人に対して、乳児何人が死亡したか?の数です。
2015年1.9
(↑2015年の出生数1000人対して1.9人死亡したということです。)
よって、(約10)→(約1.9)の間違いです。
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02
出生と死亡に関する問題です。
正しいです。
2015年の出生数はおよそ100万8000人、死亡数はおよそ130万人2000人です。
(2016年1月1日 厚生労働省発表)
よって、出生数は死亡数よりも少ないです。
誤りです。
「合計特殊出生率」とは、1人の女性が一生の間に出産する子供の数を示しています。
2015年の合計特殊出生率は1.46です。
誤りです。
1981年以降、がんは死因の第一位となりました。
その後も、がんの死亡数は増加し続けています。
2015年の全死亡者に占める割合は28.7%です。
誤りです。
2015年の乳児死亡率は1.9です。
[乳児死亡率]とは、生まれてから満1才になるまでに亡くなってしまった
子供の数を1,000に対して出された比率です。
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03
正解は1です。
厚生労働省の「2015年人口動態統計」によると、出生数は1005677人で死亡数は1290444人で出生数は死亡数を下回っています。
1が正しい説明です。
2015年の15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したものである「合計特殊出生率」は1.45となっています。
2は誤った説明です。
2015年の死亡数のうち悪性新生物(がん)による死亡数は370346人で、2005年の325941人と比較すると40000人余り増加しています。
3も誤った説明です。
2015年の乳児死亡率は出生数1000に対して1.9となっています。
4も誤った説明です。
参照:厚生労働省「平成27年(2015)人口動態統計(確定数)の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei15/index.html
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