理容師の過去問
第44回
関係法規・制度及び運営管理 問4

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問題

第44回 理容師国家試験 関係法規・制度及び運営管理 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

管理理容師に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 管理理容師の職務には、理容所という施設の衛生管理のみならず、理容所での理容の業務についても衛生的に管理することが含まれる。
  • 同一人が同時に複数の理容所の管理理容師となることができる。
  • 理容所の開設者は、理容師の数に関わりなく従業者が2人以上の場合には、管理理容師を置かなければならない。
  • 管理理容師は、理容師の免許を受けた後3年以上理容の業務に従事し、かつ、厚生労働大臣の指定する講習会の課程を修了した者でなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

管理理容師の職務について理容師法第11条4に“当該理容所(当該理容所における理容の業務を含む。)を衛生的に管理させるため”と定められています。

つまり、理容所の衛生管理のみならず理容師が行う業務の衛生管理も行わなくてはなりません。

1が正しい説明です。

同じ理容師法第11条4に管理理容師は「理容所ごとに」置かなければならないと定められています。

2は誤った説明です。

管理理容師は常時従事する従業者中理容師である者が2人以上の理容所について置かなければならないと規定されています。

3も誤った説明です。

管理理容師の資格を得るには理容師の免許を受けた後三年以上理容の業務に従事し、かつ、厚生労働大臣の定める基準に従い都道府県知事が指定した講習会の課程を修了した者でなければならない。”と理容師法第11条4の②に定められています。

4も誤った説明です。

※e-GOV理容師法https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000234

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02

正解は1です。

1 .管理理容師の職務には、理容所という施設の衛生管理のみならず、理容所での理容の業務についても衛生的に管理することが含まれます。

2 .同一人が同時に複数の理容所の管理理容師となることができる。

→同一人が同時に2か所以上の理容所の管理理容師となることはできません。

3 .理容所の開設者は、理容師の数に関わりなく従業者が2人以上の場合には、管理理容師を置かなければならない。

→理容師である従業者の数が常時2人以上いる理容所におく必要があります。

4 .管理理容師は、理容師の免許を受けた後3年以上理容の業務に従事し、かつ、厚生労働大臣の指定する講習会の課程を修了した者でなければならない。

→厚生労働大臣の定める基準に従い、都道府県知事が指定する講習会の課程を修了した者でなければならないです。

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03

管理理容師は、理容所を衛生的に管理する責任があります。

選択肢1. 管理理容師の職務には、理容所という施設の衛生管理のみならず、理容所での理容の業務についても衛生的に管理することが含まれる。

管理理容師は、理・美容所について必要な衛生措置を講ずる責任があります。理容所という施設の衛生管理と、理容所での理容の業務について衛生的に管理することがそれにあたります。

 

よって正しいです。

選択肢2. 同一人が同時に複数の理容所の管理理容師となることができる。

同じ人が、同時に複数の理容所の管理理容師となることはできません

 

よって誤りです。

選択肢3. 理容所の開設者は、理容師の数に関わりなく従業者が2人以上の場合には、管理理容師を置かなければならない。

管理理容師を置く必要があるのは、理容師である従業員が常時2人以上いる場合です。

 

よって誤りです。

選択肢4. 管理理容師は、理容師の免許を受けた後3年以上理容の業務に従事し、かつ、厚生労働大臣の指定する講習会の課程を修了した者でなければならない。

管理理容師は、理容師の免許を受けた後3年以上理容の業務に従事し、かつ、都道府県知事の指定する講習会の課程を修了した者でなければなりません。

 

よって誤りです。

まとめ

開設者と管理容師の違いを頭に入れておき、混同しないように気をつけましょう。

 

〇開設者・・・必ずしも容師である必要はない。経営管理の責任者。

〇管理美容師・・・容師として3年以上従事したのち講習を受ける必要がある。衛生管理の責任者。

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