理容師の過去問
第45回
衛生管理技術 問1
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問題
第45回 理容師国家試験 衛生管理技術 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
理容所における衛生管理に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「微生物を殺すことの総称は( A )である。生きている微生物が存在しない状態にすることを( B )という。微生物の中でも病原微生物を死滅させるか、発育や増殖を止めて感染力をなくすことを( C )という。理容所で求められるのは、( C )である。」
「微生物を殺すことの総称は( A )である。生きている微生物が存在しない状態にすることを( B )という。微生物の中でも病原微生物を死滅させるか、発育や増殖を止めて感染力をなくすことを( C )という。理容所で求められるのは、( C )である。」
- A:滅菌 B:消毒 C:殺菌
- A:殺菌 B:消毒 C:滅菌
- A:滅菌 B:殺菌 C:消毒
- A:殺菌 B:滅菌 C:消毒
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は4です。
理容所における衛生管理に関する記述の穴埋めをしていきましょう。
対象や程度等の明確な定義が無く、文字通り微生物(菌)を殺すことの総称は殺菌です。
Aは殺菌です。
生きている微生物が存在しない状態のことで、日本薬局方で微生物の生存する確率が 100万分の1以下になることと定義されているのは滅菌です。
Bは滅菌です。
病原性微生物を、死滅させるあるいは害の無い程度まで減らすことで、発育や増殖を止めて感染力をなくすことを消毒と言い、理容所において求められているのが消毒です。
Cは消毒です。
A:殺菌 B:滅菌 C:消毒 の組み合わせとなります。
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02
滅菌→細菌などの微生物を完全に殺滅・除去すること。
消毒→人体に有害な微生物の数を減少させること。
殺菌→細菌などの微生物を殺すこと。
(ただし、滅菌と違い、すべてではなく一部の細菌を除去することも当てはまる。)
よって問題文に当てはまる語句は
A:微生物を殺すことの総称は(殺菌)である。
B:生きている微生物が存在しない状態にすることを(滅菌)という。
C:発育や増殖を止めて感染力をなくすことを(消毒)という。
それでは選択肢を見ていきましょう。
A:微生物を殺すことの総称は(滅菌)である。→×
B:生きている微生物が存在しない状態にすることを(消毒)という。→×
C:発育や増殖を止めて感染力をなくすことを(殺菌)という。→×
よってこの組み合わせは誤りです。
A:微生物を殺すことの総称は(殺菌)である。→〇
B:生きている微生物が存在しない状態にすることを(消毒)という。→×
C:発育や増殖を止めて感染力をなくすことを(滅菌)という。→×
よってこの組み合わせは誤りです。
A:微生物を殺すことの総称は(滅菌)である。→×
B:生きている微生物が存在しない状態にすることを(殺菌)という。→×
C:発育や増殖を止めて感染力をなくすことを(消毒)という。→〇
よってこの組み合わせは誤りです。
A:微生物を殺すことの総称は(殺菌)である。→〇
B:生きている微生物が存在しない状態にすることを(滅菌)という。→〇
C:発育や増殖を止めて感染力をなくすことを(消毒)という。→〇
よってこの組み合わせは正しいです。
細菌に対する影響力が、滅菌>殺菌であることを覚えておきましょう。
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03
理容所における衛生管理に関する問題です。
A:【殺菌】とは「菌を殺す」ということを意味し、概念として対象や程度を含みません。
B:【滅菌】とは「菌を滅ぼす」といことを意味し、すべての微生物及びウイルスなどを有害・無害を問わず殺滅(さつめつ)または除去することです。
C:【消毒】微生物の数を減らすために用いられ、微生物をすべて殺滅・除去するものではなく、病原性微生物を、害の無い程度まで減らしたり、感染力を失わせたりし、毒性を無力化させることです。
《理容所》ではCの【消毒】が求められます。
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