理容師の過去問
第45回
皮膚科学 問1

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問題

第45回 理容師国家試験 皮膚科学 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 皮膚は、表面より真皮、表皮、皮下組織の3つの層からできている。
  • 角化細胞(ケラチノサイト)は、真皮の細胞の95%を占める。
  • 基底細胞は、分裂して皮膚表面に移動し、最終的に角質細胞に変化する。
  • 色素細胞(メラノサイト)は、リンパ球に抗原情報を提示する細胞である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

皮膚は、表層から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層から成り立っています。

1は誤った説明です。

角化細胞(ケラチノサイト)は4層からなる表皮の90%以上を占めています。

2も誤った説明です。

基底細胞は表皮の一番深部にある基底層に存在し、細胞分裂を繰り返して表層へと移動し角質細胞へと変化します。

3が正しい説明です。

色素細胞(メラノサイト)は、表皮の底部にある基底細胞の間に点在するメラニンを生成する細胞です。

4は誤った説明です。

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02

皮膚の構造は、名称の漢字から答えを想像できるものもあるので、落ち着いて問題文を見ていきましょう。

選択肢1. 皮膚は、表面より真皮、表皮、皮下組織の3つの層からできている。

皮膚は、表面から①表皮、②真皮、③皮下組織の順番でできています。 

  

よって誤りです。 

選択肢2. 角化細胞(ケラチノサイト)は、真皮の細胞の95%を占める。

角化細胞(ケラチノサイト)は、表皮の細胞の95%を占めます。 

  

よって誤りです。 

選択肢3. 基底細胞は、分裂して皮膚表面に移動し、最終的に角質細胞に変化する。

基底細胞は、細胞分裂で増殖し、皮膚表面に移動します。そして角質層で角質細胞に変化し最後は、ふけ・あかとなって剥がれ落ちます。 

  

よって正しいです。

選択肢4. 色素細胞(メラノサイト)は、リンパ球に抗原情報を提示する細胞である。

色素細胞(メラノサイト)は、メラニンという、皮膚の色素を生成する細胞です。 

  

よって誤りです。 

まとめ

皮膚の構造は図で見ると分かりやすくなるので、学習時は、図や絵を参考に覚えていきましょう。

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03

皮膚の構造に関する問題です。

選択肢1. 皮膚は、表面より真皮、表皮、皮下組織の3つの層からできている。

皮膚は表皮(ひょうひ)・真皮(しんぴ)・皮下組織(ひかそしき)の3層から構成されています。

選択肢2. 角化細胞(ケラチノサイト)は、真皮の細胞の95%を占める。

角化細胞(ケラチノサイト)は、「真皮」ではなく【表皮】の細胞の95%(諸説あり80~95%)を占めています。

選択肢3. 基底細胞は、分裂して皮膚表面に移動し、最終的に角質細胞に変化する。

基底細胞は細胞分裂を繰り返しながら有棘細胞→顆粒細胞とその形を変えて、徐々に上に押し上げられていき、最終的に角質細胞に変化します。

選択肢4. 色素細胞(メラノサイト)は、リンパ球に抗原情報を提示する細胞である。

色素細胞(メラノサイト)は色素の産生、保有をして、動物の体色に影響を及ぼす細胞をいい、リンパ球に抗原情報を提示する細胞は【抗原提示細胞】です。

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