理容師の過去問
第45回
皮膚科学 問2

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問題

第45回 理容師国家試験 皮膚科学 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚付属器官に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 眉毛や鼻毛、耳毛は、高齢になるとその成長期が長くなる。
  • 健康な成人では、頭毛の85〜90%が休止期である。
  • 上肢の毛の成長期は、6か月以下である。
  • 毛の成長速度は、月経の周期に影響されない。

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この過去問の解説 (3件)

01

毛には生えて抜けるまでに、成長期・休止期・退行期という三段階のサイクルがあります。

選択肢1. 眉毛や鼻毛、耳毛は、高齢になるとその成長期が長くなる。

高齢になると毛周期が乱れてしまい、成長期が長くなることによって、眉毛や鼻毛、耳毛が伸びてしまいます。

 

よって正しいです。

選択肢2. 健康な成人では、頭毛の85〜90%が休止期である。

健康な成人では、頭毛の85〜90%が成長期です。(休止期は9~14%)

 

よって誤りです。

選択肢3. 上肢の毛の成長期は、6か月以下である。

上肢の毛の成長期は、頭毛の2~6年程度と比べて短く、6か月以下です。

 

よって正しいです。

選択肢4. 毛の成長速度は、月経の周期に影響されない。

毛の成長速度は、月経と特に関係はなく、影響されることはありません

 

よって正しいです。

まとめ

高齢者の方の眉や耳毛が長かったり、月経時に毛の成長速度が変わらないなど、経験によって答えられる問題もあるかと思います。あまり難しく考えないようにしてみましょう。

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02

皮膚付属器官に関する問題です。

選択肢1. 眉毛や鼻毛、耳毛は、高齢になるとその成長期が長くなる。

眉毛や鼻毛、耳毛は、加齢に伴い毛周期を制御する働きが乱れ成長期が長くなります。

選択肢2. 健康な成人では、頭毛の85〜90%が休止期である。

休止期ではなく成長期の毛が約85%となります。また退行期の毛は約1%、休止期の毛は10~15%弱とと言われています。

選択肢3. 上肢の毛の成長期は、6か月以下である。

上肢の毛に関しては成長期は3ヶ月、休止期が4~5ヶ月となります。

選択肢4. 毛の成長速度は、月経の周期に影響されない。

毛の成長速度は、月経の周期に影響されません。

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03

正解は2です。

高齢になると、毛周期(ヘアサイクル)を制御する働きに乱れが生じ、成長期が長くなります。

1は正しい説明です

健康な成人の頭毛は、およそ85~90%がヘアサイクルの成長期にあり、休止期はおよそ10~15%と言われています。

2が誤った説明です。

上肢の毛は、頭毛と違い成長期は20%程度でおよそ3ヵ月と短くなっています。

3は正しい説明です

女性ホルモンは少なからず毛髪に影響を与えますが、毛髪の成長速度月経の周期影響されることはありません

4は正しい説明です。

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