理容師の過去問
第46回
皮膚科学 問3
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問題
第46回 理容師国家試験 皮膚科学 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- ヒトでは、皮膚呼吸はほとんど行われない。
- 皮膚表面の脂肪膜と角質層のケラチンは、化学的刺激に対する保護の働きをしている。
- 皮膚表面の脂肪膜は、pHは7ぐらいなので、細菌の発育を抑制しない。
- 温度と関係なく精神的な感動によって手掌や足底、腋窩(えきか)から急激に汗が出ることを精神性発汗という。
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この過去問の解説 (2件)
01
皮膚と皮膚付属器官の生理機能についての問題です。
この問での要点
・皮膚には酸素を取り込み二酸化炭素を出す働きはありますが、ヒトの場合、皮膚呼吸はほとんど行われない
・脂肪膜とケラチンは化学的刺激に対する保護作用がある
・皮膚表面の脂肪膜はpH4.5~6.0の弱酸性で自己浄化作用があり、細菌の発育を抑制する
・温度と関係なく精神的な感動によって急激に汗が出ることを精神性発汗という
⇔温熱的な刺激によって汗が出ることを温熱性発汗という
ヒトでは、皮膚呼吸はほとんど行われない。・・・〇
正しい文章です。
皮膚表面の脂肪膜と角質層のケラチンは、化学的刺激に対する保護の働きをしている。・・・〇
正しい文章です。
皮膚表面の脂肪膜は、pHは7ぐらいなので、細菌の発育を抑制しない。・・・✕
脂肪膜は弱酸性で細菌の発育を抑制するので、誤った文章です。
温度と関係なく精神的な感動によって手掌や足底、腋窩(えきか)から急激に汗が出ることを精神性発汗という。・・・〇
正しい文章です。
【皮膚表面の脂肪膜は、pHは7ぐらいなので、細菌の発育を抑制しない。】が誤った文章なので、この問での正解です。
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02
皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する問題です。
哺乳類は皮膚呼吸の割合は低く、ヒトに関しては全呼吸の1%以下といわれていてほとんど皮膚呼吸は行われていません。
これは正しい説明です。
皮膚の化学的刺激に対する保護作用は、脂肪膜(皮脂膜)と角質層のケラチンが担っています。
これは正しい説明です。
皮膚表面の脂肪膜はpH4.5~6.0の弱酸性で、細菌などを死滅させる自己浄化作用があります。
これが誤った説明です。
温度とは関係なく緊張や驚き、不安や感動といった精神的な変化によって手掌や足底、腋窩(えきか)から急激に汗が出ることを精神性発汗といいます。
これは正しい説明です。
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