理容師の過去問
第46回
皮膚科学 問4

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問題

第46回 理容師国家試験 皮膚科学 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 抗しわ療法として、ボツリヌス毒素による筋弛緩(しかん)作用を利用することがある。
  • 尋常性痤瘡(ざそう)(ニキビ)、蕁麻疹(じんましん)、湿疹(しっしん)のなかには、便秘により悪化するものもある。
  • 男性ホルモンの増加は、脂腺の発育を促し、尋常性痤瘡や脂漏を引き起こす。
  • UVAは真皮にまで達し、色素細胞の働きを弱める。

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この過去問の解説 (2件)

01

皮膚と皮膚付属器官の保健についての問題です。

 

この問での要点

ボツリヌス毒素による抗しわ療法→しわのあるところに注射し弛緩させ、筋肉の収縮を弱める

・尋常性座瘡、蕁麻疹、湿疹は便秘など腸内に毒素が溜まってしまうと悪化する場合がある

男性ホルモンが増加すると脂腺が発育し、角質層が厚くなる

・〖UVA〗波長が長く、真皮まで達しメラニンを増加させ、日焼け、シワやたるみの原因となる

 〖UVB〗波長は短いが、エネルギーが強く、シミや色素沈着の原因となる 

選択肢1. 抗しわ療法として、ボツリヌス毒素による筋弛緩(しかん)作用を利用することがある。

抗しわ療法として、ボツリヌス毒素による筋弛緩(しかん)作用を利用することがある。・・・

 正しい文章です。

選択肢2. 尋常性痤瘡(ざそう)(ニキビ)、蕁麻疹(じんましん)、湿疹(しっしん)のなかには、便秘により悪化するものもある。

尋常性座瘡(ざそう)(ニキビ)、蕁麻疹(じんましん)、湿疹(しっしん)のなかには、便秘により悪化するものもある。・・・

 正しい文章です。

選択肢3. 男性ホルモンの増加は、脂腺の発育を促し、尋常性痤瘡や脂漏を引き起こす。

男性ホルモンの増加は、脂腺の発育を促し、尋常性座瘡や脂漏を引き起こす。・・・

 正しい文章です。

選択肢4. UVAは真皮にまで達し、色素細胞の働きを弱める。

UVAは真皮にまで達し、色素細胞の働きを弱める。・・・

 色素細胞の働きを活性化させるので、誤った文章です。

まとめ

UVAは真皮にまで達し、色素細胞の働きを弱める。】は誤った文章なので、この問での正解です。

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02

皮膚と皮膚付属器官の保健に関する問題です。

選択肢1. 抗しわ療法として、ボツリヌス毒素による筋弛緩(しかん)作用を利用することがある。

ボツリヌス毒素(ボツリヌストキシン)を注射することで、筋肉を弛緩させてしわを改善する治療法があります。

これは正しい説明です。

選択肢2. 尋常性痤瘡(ざそう)(ニキビ)、蕁麻疹(じんましん)、湿疹(しっしん)のなかには、便秘により悪化するものもある。

便秘によって腸内に発生した腐敗物質が血液を介して皮膚に達し、尋常性痤瘡(ざそう)(ニキビ)、蕁麻疹(じんましん)、湿疹(しっしん)などを誘発・悪化させることがあります。

これは正しい説明です。

選択肢3. 男性ホルモンの増加は、脂腺の発育を促し、尋常性痤瘡や脂漏を引き起こす。

男性ホルモンが増加することで脂腺の発育が促され、皮膚が脂性になることで尋常性痤瘡(ニキビ)や脂漏を引き起こします。

これは正しい説明です。

選択肢4. UVAは真皮にまで達し、色素細胞の働きを弱める。

紫外線のUVAは皮膚の深部である真皮にまで到達し、色素細胞を活性化させメラニンの生成を増加させます。

これが誤った説明です。

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