理容師の過去問
第47回
皮膚科学 問1

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問題

第47回 理容師国家試験 皮膚科学 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 頭の皮膚は厚くて強く、ゴムのようなかたさと弾力を持っている。
  • 体幹の皮膚は、腹側よりも背側の方が厚い。
  • 顔の皮膚は、全体的に厚さが均一である。
  • 耳を覆う皮膚の皮下組織は少なく、皮下脂肪はほとんどない。

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この過去問の解説 (3件)

01

人体の構造についての問題です。

肌は表皮真皮皮下組織の三層に分かれています。

皮膚の厚みは、部位によって異なりますが、一般的には2㎜程度と言われています。

選択肢1. 頭の皮膚は厚くて強く、ゴムのようなかたさと弾力を持っている。

頭の皮膚は厚くて強く、ゴムのようなかたさと弾力を持っている・・・

・頭皮は他の皮膚よりやや厚く、2.35mmと言われています。

選択肢2. 体幹の皮膚は、腹側よりも背側の方が厚い。

体幹の皮膚は、腹側よりも背側の方が厚い。・・・

・腹部は柔らかさがあり皮下脂肪の厚さで勘違いしやすいですが、皮膚の厚さはそこまで厚くありません。体の中で皮膚が厚いのは足の裏(特に踵)背部です。

選択肢3. 顔の皮膚は、全体的に厚さが均一である。

顔の皮膚は、全体的に厚さが均一である。・・・

・顔の皮膚は他の皮膚に比べて薄く、特に上下まぶたは薄いので全体的に厚さは均一ではありません。

選択肢4. 耳を覆う皮膚の皮下組織は少なく、皮下脂肪はほとんどない。

耳を覆う皮膚の皮下組織は少なく、皮下脂肪はほとんどない。・・・

・正しい文章です。

まとめ

【顔の皮膚は、全体的に厚さが均一である。】というのが、誤った文章なので、

この問での正解です。

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02

皮膚の特徴に関する記述の中から間違っているものを選ぶ問題です。

皮膚は外側から表皮・真皮・皮下組織の3層から成っていて、表皮と真皮を合わせた厚みが平均1.4mm程度です。

選択肢1. 頭の皮膚は厚くて強く、ゴムのようなかたさと弾力を持っている。

頭皮の厚みは、顔の皮膚の4倍の厚みがあり硬さと弾力を備えています。

これは正しい記述です。

選択肢2. 体幹の皮膚は、腹側よりも背側の方が厚い。

体幹の皮膚は、前面の腹側よりも後面の背側の方が厚くなっています。

これは正しい記述です。

選択肢3. 顔の皮膚は、全体的に厚さが均一である。

顔の皮膚も部位によって厚みが違っていて、まぶたや口・鼻の周辺は特に薄くなっています。

厚さは均一ではないのでこれが誤った記述です。

選択肢4. 耳を覆う皮膚の皮下組織は少なく、皮下脂肪はほとんどない。

を覆っている皮膚は薄く、皮下脂肪はほとんどありません。

これは正しい記述です。

まとめ

皮膚は個人差や部位によって厚みはさまざまで、強さや弾力性もまちまちです

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03

保健(皮膚科学)に関する問題です。

選択肢1. 頭の皮膚は厚くて強く、ゴムのようなかたさと弾力を持っている。

・・・・正しい文章です。

選択肢2. 体幹の皮膚は、腹側よりも背側の方が厚い。

・・・・正しい文章です。

選択肢3. 顔の皮膚は、全体的に厚さが均一である。

・・・・まぶたの皮膚は一番薄く(0.60ミリ)のため、均一ではないので誤った文章です。

選択肢4. 耳を覆う皮膚の皮下組織は少なく、皮下脂肪はほとんどない。

・・・・正しい文章です。

まとめ

よって«顔の皮膚は、全体的に厚さが均一である。»が誤った文章でこの問の正解になります。

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