理容師の過去問
第47回
香粧品化学 問5
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問題
第47回 理容師国家試験 香粧品化学 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
ヘアカラー製品に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- パラフェニレンジアミンは、毛髪内部まで浸透し、重合により発色する。
- 脱色剤は、毛髪内部のメラニン色素を酸化して分解する。
- 酸化染料は、ヘアマニキュアに配合される。
- 染料中間体をカップラーとともに用いると、さまざまな色調に発色する。
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この過去問の解説 (3件)
01
ヘアカラー製品に関する記述の中から誤っているものを選ぶ問題です。
ヘアカラーは大きく分けて、医薬部外品と化粧品とがあり、その2つの分類の中にもいくつか種類があります。
医薬部外品・・・永久染毛剤:酸化染毛剤・非酸化染毛剤
医薬部外品・・・脱色剤・脱洗剤
化粧品 ・・・半永久染毛料
化粧品 ・・・一時染毛料
パラフェニレンジアミンは、毛髪の内部に浸透し酸化重合することで発色します。
これは正しい記述です。
脱色剤は、毛髪内部のメラニン色素を酸化・分解することで脱色しています。
これは正しい記述です。
酸化染料は、永久染毛剤の酸化染毛剤に配合されています。ヘアマニキュアに配合されているのは酸性染料です。
これが誤った記述です。
本来無色の染料中間体は、単体ではほとんど発色しないカップラー(調色剤)と一緒に使うことで発色します。
これは正しい記述です。
ヘアカラーの分類やその種類、定義や原理などは毎回と言っていいほど出題されています。
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02
香粧品化学(ヘアカラー製品)に関する問題です。
◯・・・・正しい文章です。
◯・・・・正しい文章です。
✕・・・・ヘアマニキュアに配合させるのは、酸化染料ではなく酸性染料のため誤った文章です。
◯・・・・正しい文章です。
よって、«酸化染料は、ヘアマニキュアに配合される。»が誤った文章で、この問の正解になります。
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03
ヘアカラー製品についての問題です。
ヘアカラーの主な種類
【永久染毛剤(酸化染毛剤)】 おしゃれ染め、白髪染め
・酸化染料成分が毛髪内部まで浸透し、酸化し重合により染毛します。
酸化染料・・・染料中間体 酸化し重合により発色するもの
代表的なもの→パラフェニレンジアミン
カップラー(調色剤) 染料中間体と共に酸化すると
発色するもの
直接染料 酸化しなくても発色しているもの
【脱色剤】 ヘアブリーチ、ヘアライトナー
・毛髪内部のメラニン色素を酸化して分解します。
【脱染剤】 ブリーチ
・染毛した毛髪の染料を壊し、脱染します。
【半永久染毛料(酸性染料)】 ヘアマニキュア カラーリンス など
・酸性染料が毛髪の表面部分に浸透し、着色します。
【一時染毛料】 ヘアマスカラ など
・着色成分を樹脂や油分などに混ぜたもので、一時的に毛髪の表面に吸着し
発色します。
パラフェニレンジアミンは、毛髪内部まで浸透し、重合により発色する。・・・〇
正しい文章です。
脱色剤は、毛髪内部のメラニン色素を酸化して分解する。・・・〇
正しい文章です。
酸化染料は、ヘアマニキュアに配合される。・・・✕
ヘアマニキュアは酸化染料ではなく、酸性染料なので誤った文章です。
染料中間体をカップラーとともに用いると、さまざまな色調に発色する。・・・〇
正しい文章です。
【酸化染料は、ヘアマニキュアに配合される。】は誤った文章なので、
この問での正解です。
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