理容師の過去問
第48回
文化論及び理容技術理論 問5

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問題

第48回 理容師国家試験 文化論及び理容技術理論 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

シザーズに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • ひぞこは、鋏尖に抜けているものがよい。
  • ひぞこが正しく形成されていれば、鋏身の中ほどで1mmのあきができる。
  • 切れ刃を刃線の形態によって区別すると鎌刃・柳刃・直線刃があり、研磨不良のとき笹刃ができる。
  • 触点の形と幅は、動刃と静刃で同じである。

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この過去問の解説 (3件)

01

シザーズに関する記述の中から正しいものを選ぶ問題です。

ひぞこ:刃の裏側の中央にある溝

刃線の形態:柳刃・笹刃・直線刃・鎌刃

触点:刃の裏側にあり開閉の際に2枚の鋏体が互いに接触する部分

あき:動刃と静刃との間にできるすきま

選択肢1. ひぞこは、鋏尖に抜けているものがよい。

ひぞこは、鋏背側に抜けているものがよいとされています。

鋏尖ではなく鋏背なのでこれは誤った記述です。

選択肢2. ひぞこが正しく形成されていれば、鋏身の中ほどで1mmのあきができる。

ひぞこが正しく形成されたシザーズには、鋏身の中ほど0.1mmのあきができます。

1mmではなく0.1mmなのでこれは誤った記述です。

 

選択肢3. 切れ刃を刃線の形態によって区別すると鎌刃・柳刃・直線刃があり、研磨不良のとき笹刃ができる。

切れ刃を刃線の形態によって区別すると笹刃柳刃直線刃があり、研磨不良のとき鎌刃ができる。

研磨不良の際にできるのは笹刃ではなく鎌刃なのでこれは誤った記述です。

選択肢4. 触点の形と幅は、動刃と静刃で同じである。

触点は、動刃静刃ともに同じはともに約1mmです。

これが正しい記述です。

 

まとめ

シザーズの形状各部の名称に関する問題は毎回出題されるので、覚え間違いのないようにしっかり暗記しましょう。

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02

シザーズは理容師においてとても大切な道具です。

構造などを理解することが重要です。

選択肢1. ひぞこは、鋏尖に抜けているものがよい。

ひぞこは鋏尖に抜けているものより鋏背に抜けているものがよいとされています。

よってこの説明は誤りです。

選択肢2. ひぞこが正しく形成されていれば、鋏身の中ほどで1mmのあきができる。

ひぞこが正しく形成されているものは鋏身の中ほどで0.1mmのあきができます。

よってこの説明は誤りです。

選択肢3. 切れ刃を刃線の形態によって区別すると鎌刃・柳刃・直線刃があり、研磨不良のとき笹刃ができる。

切れ刃を刃線の形態によって区別すると、鎌刃・柳刃・直線刃がありますが、笹刃も形状の一つです。

研磨不良でできるものではありません。

よってこの説明は誤りです。

選択肢4. 触点の形と幅は、動刃と静刃で同じである。

触点の形と幅は、動刃と静刃同じ形で幅は約1mmです。

よってこの説明は正しいです。

まとめ

この問題はシザーズの構造を理解することが大切です。

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03

シザーズの設計とメンテナンスに関する知識は、ヘアカットの品質に大きく影響します。以下に、シザーズに関する各記述の正確性を検討します。

選択肢1. ひぞこは、鋏尖に抜けているものがよい。

ひぞこの形状は、シザーズの使いやすさや切れ味に影響しますが、鋏尖に抜けているものが必ずしも良いとは限りません。正確には、ひぞこが正しく整っていることが重要です。この記述は誤りです。

選択肢2. ひぞこが正しく形成されていれば、鋏身の中ほどで1mmのあきができる。

ひぞこの形成はシザーズの切れ味に影響しますが、鋏身の中ほどで1mmのあきができるわけではありません。ひぞこの形成はあくまで刃の動きをスムーズにするためのものであり、この記述は誤りです。

選択肢3. 切れ刃を刃線の形態によって区別すると鎌刃・柳刃・直線刃があり、研磨不良のとき笹刃ができる。

切れ刃には鎌刃、柳刃、直線刃などがありますが、研磨不良の際に笹刃ができるわけではありません。笹刃は研磨の問題ではなく、切れ刃の形状によるものです。この記述は誤りです。

選択肢4. 触点の形と幅は、動刃と静刃で同じである。

シザーズの触点の形と幅は、動刃と静刃で同じである必要があります。これにより、スムーズな動作と均等な切れ味が確保されます。この記述は正しいです。

まとめ

シザーズに関する正しい記述は、触点の形と幅が動刃と静刃で同じであるという点です。これにより、シザーズの切れ味と使用感が最適化されます。

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