理容師 過去問
第49回
問20 (感染症 問5)
問題文
次の感染症のうち、 妊娠中の母体から胎盤を介して胎児に感染することがあるものはどれか。
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問題
理容師 国家試験 第49回 問20(感染症 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
次の感染症のうち、 妊娠中の母体から胎盤を介して胎児に感染することがあるものはどれか。
- ジフテリア
- 梅毒
- 細菌性赤痢
- 麻しん
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この過去問の解説 (3件)
01
感染症に関する問題です。感染経路やその特徴やから、正しい選択肢を選びましょう。
ジフテリアは患者や保菌者の咳などの、飛沫から感染します。
梅毒は皮膚や粘膜が梅毒の病変に接触することで感染します。
妊娠中の母体から胎盤を介して胎児に感染する恐れがあります。
細胞性赤痢は、患者や保菌者の便などによって汚染された食べ物や、器物、ハエなどが感染源となります。
麻しんは空気感染や飛沫感染、接触感染からも感染します。
妊娠中の母体から胎盤を介して胎児に感染する恐れがあり、妊娠している人が麻しんに感染すると、早産や流産の原因になることがあります。
答えを複数選ばなければならない問題です。過去に出題された問題の傾向から、しっかり対策しておきましょう。
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02
妊娠中の母体から胎盤を介して胎児に感染することがある感染症について確認します。
説明: ジフテリアは主に飛沫感染や接触感染によって広がる病気であり、胎盤を介して胎児に感染することはありません。
説明: 梅毒(Treponema pallidum)は、妊娠中に母体から胎盤を介して胎児に感染することがあります。これを先天性梅毒と呼びます。
説明: 細菌性赤痢(Shigella spp.による感染症)は、主に経口感染によって広がります。胎盤を介しての感染は一般的ではありません。
説明: 麻しん(麻疹ウイルスによる感染症)は、主に飛沫感染によって広がります。
妊娠中の母体から胎盤を介して胎児に感染することがあるのは 梅毒と麻しん です。
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03
各感染症の感染経路をおさえていきましょう。
ジフテリアは、咳やくしゃみの飛沫などから感染します。
よって当てはまりません。
梅毒には、後天性梅毒と先天性梅毒とがあり、先天性の場合は、母体から胎盤を介して胎児へと感染します。
よって当てはまります。
細菌性赤痢は、主に汚染された飲食物から感染します。
よって当てはまりません。
麻しんは、はしかのことで、妊娠中にうつると母体から胎盤を介して胎児に感染し、それによって早産・流産の可能性があります。また生まれてきた子どもも、麻しんを発症する場合があります。
よって当てはまります。
妊娠中に気をつける感染症を頭に入れておくと答えやすいと思います。
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