理容師の過去問
第49回
皮膚科学 問4
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問題
第49回 理容師国家試験 皮膚科学 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
疾患と皮膚の状態に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
- 心臓疾患 ―― 蕁麻疹(じんましん)
- 肝臓障害 ―― 黄疸(おうだん)
- 腎疾患 ――― むくみ
- 糖尿病 ――― 細菌や真菌による皮膚疾患
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この過去問の解説 (2件)
01
皮膚科学から、代表的な疾患に伴う皮膚の状態について答える問題です。
心臓の異常によって全身の血流が滞ると、唇や皮膚に青みが出たり、体が心機能を維持するために働きかけるため、汗が出ることがあります。
肝臓障害の機能が低下すると、皮膚が黄色くなる黄疸が現れることがあります。
腎疾患が起きると、肌が乾燥し、色素沈着やかゆみを感じることがあります。
また腎臓に障害が起こると、血液を正常にろ過できなくなるため、全身にむくみが生じることがあります。
糖尿病を患うと、高血糖によって自律神経の働きが乱れたり、脱水になりやすいため、肌が乾燥します。また、免疫が低下するので、細菌や真菌による皮膚の感染症も起こしやすくなります。
「肝臓=黄疸」のように、臓器や器官にその代表的な病気や疾患を紐づけて覚えておくと、解答を導きやすくなります。
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02
疾患と皮膚の状態に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれかについて解説します。
この組み合わせは誤りです。心臓疾患は主に循環器系の問題であり、蕁麻疹(じんましん)はアレルギー反応や皮膚の免疫反応に関連していることが多いです。心臓疾患と蕁麻疹の間には直接の関連性は一般的にはありません。
この組み合わせは正しいです。肝臓障害は、ビリルビンの代謝異常を引き起こし、黄疸(皮膚や眼球の黄染)を引き起こすことがあります。
この組み合わせは正しいです。腎疾患は体液のバランスを崩し、むくみ(浮腫)を引き起こすことがあります。
この組み合わせは正しいです。糖尿病患者は免疫機能が低下し、細菌や真菌による皮膚感染症にかかりやすくなります。
疾患と皮膚の状態に関する組合せで誤っているのは、心臓疾患 ―― 蕁麻疹(じんましん)です。心臓疾患と蕁麻疹の間に直接の関連性はなく、その他の組合せは適切な関連性を示しています。
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