理容師 過去問
第49回
問34 (皮膚科学 問4)

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問題

理容師 国家試験 第49回 問34(皮膚科学 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

疾患と皮膚の状態に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
  • 心臓疾患 ―― 蕁麻疹(じんましん)
  • 肝臓障害 ―― 黄疸(おうだん)
  • 腎疾患 ――― むくみ
  • 糖尿病 ――― 細菌や真菌による皮膚疾患

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この過去問の解説 (3件)

01

皮膚科学から、代表的な疾患に伴う皮膚の状態について答える問題です。

選択肢1. 心臓疾患 ―― 蕁麻疹(じんましん)

心臓の異常によって全身の血流が滞ると、唇や皮膚に青みが出たり、体が心機能を維持するために働きかけるため、汗が出ることがあります。

選択肢2. 肝臓障害 ―― 黄疸(おうだん)

肝臓障害の機能が低下すると、皮膚が黄色くなる黄疸が現れることがあります。

選択肢3. 腎疾患 ――― むくみ

腎疾患が起きると、肌が乾燥し、色素沈着やかゆみを感じることがあります。

また腎臓に障害が起こると、血液を正常にろ過できなくなるため、全身にむくみが生じることがあります。

選択肢4. 糖尿病 ――― 細菌や真菌による皮膚疾患

糖尿病を患うと、高血糖によって自律神経の働きが乱れたり、脱水になりやすいため、肌が乾燥します。また、免疫が低下するので、細菌や真菌による皮膚の感染症も起こしやすくなります。

まとめ

「肝臓=黄疸」のように、臓器や器官にその代表的な病気や疾患を紐づけて覚えておくと、解答を導きやすくなります。

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02

疾患によって皮膚の状態に変化が生じる場合があります。
 

選択肢1. 心臓疾患 ―― 蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹は、胃腸の不良や、アレルギーによって引き起こされる場合があります。心臓疾患と蕁麻疹は関係がありません。

 

よって誤りです。

選択肢2. 肝臓障害 ―― 黄疸(おうだん)

黄疸とは、皮膚が黄色くなることで、肝臓障害によって起こります。

 

よって正しいです。

選択肢3. 腎疾患 ――― むくみ

腎疾患によって体内の水分が上手く排出できない状態が続くと、むくみが生じます

 

よって正しいです。

選択肢4. 糖尿病 ――― 細菌や真菌による皮膚疾患

糖尿病になると免疫機能が衰えてしまい、細菌や真菌に感染しやすくなるため、カンジダや水虫など様々な皮膚疾患にかかりやすくなります。

 

よって正しいです。

まとめ

どういう理由で皮膚がその状態になるかを頭に入れておくと、問題が解きやすくなると思います。

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03

疾患と皮膚の状態に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれかについて解説します。

選択肢1. 心臓疾患 ―― 蕁麻疹(じんましん)

この組み合わせは誤りです。心臓疾患は主に循環器系の問題であり、蕁麻疹(じんましん)はアレルギー反応や皮膚の免疫反応に関連していることが多いです。心臓疾患と蕁麻疹の間には直接の関連性は一般的にはありません。

選択肢2. 肝臓障害 ―― 黄疸(おうだん)

この組み合わせは正しいです。肝臓障害は、ビリルビンの代謝異常を引き起こし、黄疸(皮膚や眼球の黄染)を引き起こすことがあります。

選択肢3. 腎疾患 ――― むくみ

この組み合わせは正しいです。腎疾患は体液のバランスを崩し、むくみ(浮腫)を引き起こすことがあります。

選択肢4. 糖尿病 ――― 細菌や真菌による皮膚疾患

この組み合わせは正しいです。糖尿病患者は免疫機能が低下し、細菌や真菌による皮膚感染症にかかりやすくなります。

まとめ

疾患と皮膚の状態に関する組合せで誤っているのは、心臓疾患 ―― 蕁麻疹(じんましん)です。心臓疾患と蕁麻疹の間に直接の関連性はなく、その他の組合せは適切な関連性を示しています。

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