理容師 過去問
第49回
問35 (皮膚科学 問5)
問題文
次の疾患のうち、 感染性の皮膚疾患に該当するものはどれか。
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問題
理容師 国家試験 第49回 問35(皮膚科学 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
次の疾患のうち、 感染性の皮膚疾患に該当するものはどれか。
- アトピー性皮膚炎
- 尋常性乾癬(かんせん)
- 尋常性白斑
- 頭部白癬(はくせん)
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この過去問の解説 (3件)
01
感染性の皮膚疾患に該当するものは「頭部白癬(はくせん)」です。
アトピー性皮膚炎は、アレルギー反応や免疫系の異常に起因する慢性の皮膚炎です。感染性ではなく、主に乾燥やかゆみ、炎症を伴います。
尋常性乾癬は、免疫系の異常により皮膚の角化が過剰になり、紅斑と鱗屑を伴う慢性疾患です。感染性ではなく、自己免疫疾患に分類されます。
尋常性白斑は、メラノサイトが破壊されることにより皮膚に白い斑点ができる疾患です。感染性ではなく、自己免疫や遺伝的要因が関与しているとされています。
頭部白癬は、真菌(カビ)による感染症で、特に頭皮に発生します。感染性であり、白癬菌が皮膚に感染して発症します。
感染性の皮膚疾患に該当するのは、頭部白癬(はくせん)です。頭部白癬は真菌による皮膚感染症で、他の疾患は感染性ではなく、主にアレルギー反応、自己免疫反応、またはメラニンの問題に起因します。
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02
皮膚疾患の原因によっては、他者に感染させてしまうことがあります。
選択肢をみていきましょう。
アトピー性皮膚炎は、かゆみや湿疹が症状として挙げられる、感染性のない病気です。
よって当てはまりません。
尋常性乾癬は、皮膚が赤色になり、白い膜が付着し、かゆみ等を伴う、感染性のない病気です。
よって当てはまりません。
尋常性白斑は、色素細胞が何らかの原因で減少することによって皮膚の色が白く変色する、感染性のない病気です。
よって当てはまりません。
頭部白癬は、頭皮・毛髪にフケ、かゆみや炎症などの症状が出る、感染性のある病気です。
真菌感染症の一種であり、人だけではなく、ペットにもうつる時があります。
よって当てはまります。
頭部白癬の原因は真菌なので、治療には抗真菌薬を用います。
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03
様々な肌の疾患の中から、感染性の皮膚疾患に関する問題です。
アトピー性皮膚炎が伝染することはありません。その多くは、遺伝などから発症すると言われています。
尋常性乾癬(かんせん)が伝染することはありません。多くは頭皮や髪の毛の生え際、肘などの関節部分に症状が見られます。
尋常性白斑が伝染することはありません。自己免疫疾患の一つで、メラノサイトからメラニンが作れなくなることで起こります。
頭部白癬(はくせん)は、真菌に感染することによって起こる感染症です。皮膚が接触することで、伝染する可能性もあります。
子供に多く発症すると言われ、治療法には抗菌新薬などが使われます。
それぞれの皮膚疾患で起こりうる症状はもちろん、伝染性の皮膚疾患は、その原因となるウイルスや細菌まで、しっかりと覚えましょう。
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