理容師の過去問
第49回
香粧品化学 問1
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問題
第49回 理容師国家試験 香粧品化学 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
界面活性剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 水中の界面活性剤は、臨界ミセル濃度以上になると疎水性の部分を外側に向けたミセルを形成する。
- 粉体を液体の基剤中に均一な微細粒子状で安定させることを乳化という。
- 石けんは、 陽イオン界面活性剤である。
- ヘアリンス剤に配合された第四級アンモニウム塩などの陽イオン界面活性剤には、帯電防止効果がある。
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この過去問の解説 (2件)
01
界面活性剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれかについて解説します。
この記述は誤りです。界面活性剤が臨界ミセル濃度(CMC)を超えると、疎水性部分が内側に向き、親水性部分が外側に向けたミセルを形成します。つまり、疎水性の部分はミセルの中心に位置し、親水性部分は外側に向かっています。
この記述は誤りです。粉体を液体の基剤中に均一に分散させることは「懸濁」または「分散」と呼ばれます。乳化は、2つの液体(例えば、水と油)を均一に混ぜる過程を指します。
この記述は誤りです。石けんは陰イオン界面活性剤であり、一般的には脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムなどが含まれています。陽イオン界面活性剤とは異なります。
この記述は正しいです。第四級アンモニウム塩は陽イオン界面活性剤で、ヘアリンス剤に使用されることが多いです。これには帯電防止効果があり、静電気を防ぐのに役立ちます。
界面活性剤に関する記述で正しいのは、ヘアリンス剤に配合された第四級アンモニウム塩などの陽イオン界面活性剤には、帯電防止効果があるです。他の記述は誤りであり、界面活性剤の特性や用語の使い方についての理解が必要です。
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02
香粧品化学から界面活性剤に関する問題です。
ミセルのほとんどは球疎水性の部分が内側に向いた球型で、臨界ミセル濃度以上になっても、疎水性の部分が外側に向くことはありません。
界面活性剤における乳化とは、界面活性剤の新油基が油を取り込み、親水基が外側を向くことで、水と油が混ざり合うことを言います。
石鹸は、陰イオン界面活性剤です。
陽イオン界面活性剤には、柔軟性を高めたり、帯電防止効果があります。ヘアリンス剤や柔軟剤などに含まれています。
界面活性剤にの仕組みは、図で覚えるとわかりやすいでしょう。
https://jp-surfactant.jp/surfactant/nature/index.html (日本界面活性剤工業会)
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