理容師 過去問
第49回
問37 (香粧品化学 問2)
問題文
香粧品に用いられる色材に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
理容師 国家試験 第49回 問37(香粧品化学 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
香粧品に用いられる色材に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 酸化鉄は着色顔料で、黄色、赤色及び黒色がある。
- 酸化チタンは白色顔料で、 紫外線散乱剤としてサンスクリーン製品に配合される。
- 有機合成色素(タール色素) は、 光による経時変化を受けることはない。
- 雲母チタンは、 パールのような光沢を発する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
香粧品化学から、それに用いられる代表的な色材に関する問題です。
酸化鉄を主成分とした着色顔料には、赤・黄色・黒があります。
酸化チタンは白色顔料で、ファンデーションなどに配合されています。また、紫外線散乱剤としてサンスクリーン製品に配合されることがあります。
有機合成色素(タール色素)は、水や油などに溶けにくいなどの特徴があり、他の無機顔料に比べると、光による経過変化を受けやすいと言われています。
雲母チタンはパール顔料と呼ばれるように、パールのような光沢があるのが特徴です。
「酸化チタンは白色顔料で、紫外線散乱剤としてサンスクリーン製品に配合される。」は一見すると正解のように思えますが、酸化チタンが白色顔料として使われるのはファンデーションであって、サンスクリーン製品ではありません。また、この問題は選択肢を2つ選ぶ必要がありました。こうしたひっかけ問題には注意し、しっかりと得点につなげましょう。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
02
香粧品には様々な色材が用いられています。
酸化鉄は着色顔料であり、焼成温度によって色が変わり、黄色・赤色・黒色といった種類があります。
よって正しいです。
酸化チタンは白色顔料にも使われ、可視光領域にある波長の光を反射することができるため、紫外線散乱剤として日焼け止めなどに配合されています。
しかし、酸化チタンそのものが白色顔料というわけではないため、選択肢文は正しくないといえます。
よって誤りです。
タール色素は、加熱や光によって色が変わったり退色する場合があり、経時変化を受けると言えます。
よって誤りです。
雲母チタンは、パールのような、きめ細かい光を発する性質を持っており、様々な化粧品に配合されています。
よって正しいです。
色々な名称が出てきますが、混乱しないように気をつけましょう。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
03
香粧品に用いられる色材に関する次の記述のうち、誤っているものはどれかについて解説します。
酸化鉄は、黄色、赤色、黒色などの着色顔料として使用されます。これらは肌に対する刺激が少なく、色の安定性が高いです。
酸化チタンは白色顔料であり、紫外線散乱剤としてサンスクリーン製品に使用されます。
有機合成色素(タール色素)は、光、熱、酸化などにより色が変わることがあります。光による退色が見られることもあります。
雲母チタン(タルクに酸化チタンを含む)は、パールのような光沢を持ち、化粧品に輝きを与えるために使用されます。
香粧品に用いられる色材に関する記述で誤っているのは、酸化チタンは白色顔料で、紫外線散乱剤としてサンスクリーン製品に配合される、有機合成色素(タール色素)は、光による経時変化を受けることはないです。タール色素は光や熱により変化することがあり、香粧品の色持ちに影響を与える可能性があります。その他の記述は正しいです。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問36)へ
第49回 問題一覧
次の問題(問38)へ