理容師の過去問
第49回
香粧品化学 問3
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問題
第49回 理容師国家試験 香粧品化学 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
香粧品の品質保持に用いられる配合成分に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「香粧品には、微生物による変質を防ぐためにパラオキシ安息香酸エステル(パラベン)等の( A )が配合される。また、香粧品原料と空気中の( B )との接触により起こる酸化反応を抑えるため、トコフェロール(ビタミンE) 等の酸化防止剤や( C )等の金属イオン封鎖剤(キレート剤)が配合される。」
「香粧品には、微生物による変質を防ぐためにパラオキシ安息香酸エステル(パラベン)等の( A )が配合される。また、香粧品原料と空気中の( B )との接触により起こる酸化反応を抑えるため、トコフェロール(ビタミンE) 等の酸化防止剤や( C )等の金属イオン封鎖剤(キレート剤)が配合される。」
- A:防腐剤 B:窒素 C:イソプロピルメチルフェノール
- A:防腐剤 B:酸素 C:エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)
- A:抗酸化剤 B:酸素 C:イソプロピルメチルフェノール
- A:抗酸化剤 B:窒素 C:エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)
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この過去問の解説 (2件)
01
正しい選択肢の組み合わせを選ぶ場合には、解る問題から答えを絞り込むのがポイントです。
A:防腐剤→正解
B:窒素→不正解
C:イソプロピルメチルフェノール→不正解
酸化反応は、空気中の酸素との接触で起こる現象です。
イソプロピルメチルフェノールは殺菌力が高く、消毒液や歯磨き粉などに使われています。
A:防腐剤→正解
B:酸素→正解
C:エチレンジアミン四酢酸→正解
エチレンジアミン四酢酸は、金属イオン封鎖剤(キレート剤)として使われます。
A:抗酸化剤→不正解
B:酸素→正解
C:イソプロピルメチルフェノール→不正解
抗酸化剤とは、酸化防止剤と同意です。酸素と触れることによって起こる劣化を防ぐことを意味するので、これは当てはまりません。
A:抗酸化剤→不正解
B:窒素→不正解
C:エチルレンジアミン四酢酸→正解
防腐剤「パラベン」・酸化防止剤「トコフェロール」・金属イオン封鎖剤「エデト酸」といったように、代表的な成分はしっかりと覚えておきましょう。
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02
香粧品の品質保持に用いられる配合成分に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれかについて解説します。
A:防腐剤 - 正しいです。パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)は防腐剤として使用され、微生物による変質を防ぎます。
B:窒素 - 誤りです。香粧品原料の酸化反応を抑えるためには、酸素が関与します。窒素は酸化反応に直接関与しません。
C:イソプロピルメチルフェノール - 誤りです。イソプロピルメチルフェノールは抗菌剤であり、キレート剤ではありません。
A:防腐剤 - 正しいです。パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)は防腐剤として使用されます。
B:酸素 - 正しいです。酸化反応は酸素との接触により起こります。
C:エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA) - 正しいです。EDTAは金属イオン封鎖剤(キレート剤)として使用され、酸化反応を抑えるのに役立ちます。
A:抗酸化剤 - 誤りです。パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)は抗酸化剤ではなく、防腐剤です。
B:酸素 - 正しいです。
C:イソプロピルメチルフェノール - 誤りです。イソプロピルメチルフェノールは抗菌剤であり、金属イオン封鎖剤ではありません。
A:抗酸化剤 - 誤りです。防腐剤が正しい用語です。
B:窒素 - 誤りです。酸化反応に関与するのは酸素です。
C:エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA) - 正しいですが、その他が誤っているため、正しい組み合わせにはなりません。
香粧品の品質保持に用いられる配合成分に関する正しい組合せは、A:防腐剤、B:酸素、C:エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)です。パラベンが防腐剤、酸化反応を抑えるために酸素が関与し、EDTAが金属イオン封鎖剤として機能します。
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