理容師 過去問
第50回
問9 (関係法規・制度及び運営管理 問9)

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問題

理容師試験 第50回 問9(関係法規・制度及び運営管理 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

年金制度に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 厚生年金保険に加入する会社員等は、同時に国民年金に加入することはない。
  • 厚生年金の保険料の額は、給与をもとにした標準報酬月額と賞与をもとにした標準賞与額それぞれに一定の保険料率を乗じて決定される。
  • 国民年金の第1号被保険者(自営業者等)の保険料の額は、全国一律で決まっている。
  • 国民年金において、所得が低いなど保険料を納めることが困難な場合に保険料の免除や納付猶予となる制度が設けられている。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題のポイントは国民年金と厚生年金の違い、保険料の算出の仕方について把握しておく必要があります。

選択肢1. 厚生年金保険に加入する会社員等は、同時に国民年金に加入することはない。

誤り

 

厚生年金保険に加入している会社員等第2号被保険者として、国民年金の保険料は厚生年金保険料に含まれているため、

同時に国民年金にも加入しているのでこちらの選択肢が誤っています。

選択肢2. 厚生年金の保険料の額は、給与をもとにした標準報酬月額と賞与をもとにした標準賞与額それぞれに一定の保険料率を乗じて決定される。

正しい

 

厚生年金の保険料の額は

給与をもとにした「標準報酬月額」と、

賞与をもとにした「標準賞与額」に、それぞれ一定の保険料率を掛けて決定されます。

 

選択肢3. 国民年金の第1号被保険者(自営業者等)の保険料の額は、全国一律で決まっている。

正しい

 

自営業者等の第1号被保険者の保険料は、全国一律の定額となっています。

 

選択肢4. 国民年金において、所得が低いなど保険料を納めることが困難な場合に保険料の免除や納付猶予となる制度が設けられている。

正しい

 

所得が低い場合や経済的な理由で、保険料の免除や納付猶予が認められる制度が設けられています。

(例:全額免除、半額免除、学生納付特例など)

 

まとめ

国民年金と厚生年金それぞれの違いを覚えておきましょう。

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02

年金制度は、みんなで暮らしを支え合うという考え方をもとに作られた制度です。 

選択肢1. 厚生年金保険に加入する会社員等は、同時に国民年金に加入することはない。

誤り
 

厚生年金保険は会社員が加入します。
同時に国民年金にも加入することになっています。
 

選択肢2. 厚生年金の保険料の額は、給与をもとにした標準報酬月額と賞与をもとにした標準賞与額それぞれに一定の保険料率を乗じて決定される。

正しい
 

保険料率は、2017年9月から18.3%に固定され、従業員と事業主が半分ずつ負担する仕組みです。
 

選択肢3. 国民年金の第1号被保険者(自営業者等)の保険料の額は、全国一律で決まっている。

正しい
 

保険料は所得に関わらず一定です。
まとめて納付すると一定の割引があります。
 

選択肢4. 国民年金において、所得が低いなど保険料を納めることが困難な場合に保険料の免除や納付猶予となる制度が設けられている。

正しい
 

保険料の免除や納付猶予は届出や申請が必要です。
 

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03

この問題では、年金制度に関する記述で誤っているものを選びます。

選択肢1. 厚生年金保険に加入する会社員等は、同時に国民年金に加入することはない。

厚生年金保険に加入する会社員等は、国民年金の被保険者に該当する「第2号被保険者」になります。

選択肢2. 厚生年金の保険料の額は、給与をもとにした標準報酬月額と賞与をもとにした標準賞与額それぞれに一定の保険料率を乗じて決定される。

厚生年金の保険料の額は、給与をもとにした標準報酬月額と賞与をもとにした標準賞与額保険料率を乗じて決定されます。

選択肢3. 国民年金の第1号被保険者(自営業者等)の保険料の額は、全国一律で決まっている。

第1号被保険者(自営業者等)の保険料の額は収入や年齢などに関係なく全国一律で決まっています。

選択肢4. 国民年金において、所得が低いなど保険料を納めることが困難な場合に保険料の免除や納付猶予となる制度が設けられている。

所得が低いなど保険料を納めることが経済的に困難な場合、「免除制度」または「納付猶予制度」を利用することができます。

まとめ

この問題のポイントは、年金制度においてまずベースに国民年金があり、そこから第1号被保険者(自営業者等)、厚生年金保険に加入する第2号被保険者等があります。

免除制度」や「納付猶予制度」も覚えておきましょう。

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