理容師 過去問
第50回
問44 (文化論及び理容技術理論 問4)

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問題

理容師試験 第50回 問44(文化論及び理容技術理論 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

シザーズの形態と機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 鋏身(きょうしん)と鋏体の裏面にある浅いくぼみをあきという。
  • 刃の表と裏のなす角度を刃角という。
  • 2枚の鋏体が互いに接する部分を触点という。
  • 鋏体から薬指環、母指環までの部分を鋏柄という。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、シザーズの形態と機能に関する記述で、誤っているものを選びます。

選択肢1. 鋏身(きょうしん)と鋏体の裏面にある浅いくぼみをあきという。

誤った記述です。

鋏身(きょうしん)と鋏体の裏面(内側)にあるあさいくぼみは、「あき」ではなく「裏梳き(うらすき)」といいます。

ここの作りが良いか悪いか、がシザーズの今後のメンテナンスや寿命を左右します。

 

選択肢2. 刃の表と裏のなす角度を刃角という。

正しい記述です。

刃の表と裏のなす角度を刃角といいます。

刃角を鋭角にすると毛が逃げられなくなり切れ味がよくなります。

逆に鈍角にすると毛は逃げるが、引っかかりが少なくなります。

刃角の違いカットの効率が良くなり、スピードアップ・手の疲れの軽減などに非常に大きな効果があります。

 

選択肢3. 2枚の鋏体が互いに接する部分を触点という。

正しい記述です。

2枚の鋏体が互いに接する部分を触点といいます。

ここに汚れが付くとシザーズの開閉が重くなったりといった、不具合が出ることがあります。

 

選択肢4. 鋏体から薬指環、母指環までの部分を鋏柄という。

正しい記述です。

鋏体から薬指環、母指環までの鋏身以外の部分を鋏柄といいます。

 

まとめ

この問題のポイントは、以下4点です。

鋏身(きょうしん)と鋏体の裏面(内側)にあるあさいくぼみを、「裏梳き(うらすき)」といいます。

刃の表と裏のなす角度を刃角といいます。

2枚の鋏体が互いに接する部分を触点といいます。

鋏体から薬指環、母指環までの鋏身以外の部分を鋏柄といいます。

覚えておきましょう。

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02

シザーズは、毛髪を切って正しく形を作るために欠くことのできない道具です。

シザーズは2枚の刃が交差して毛髪を切るはたらきをするもので、てこの原理を応用した構造です。

選択肢1. 鋏身(きょうしん)と鋏体の裏面にある浅いくぼみをあきという。

誤り

 

あき→ひぞこ(樋底と書く) 

 

ひぞこは歯の裏面にある凹み状の溝のことです。
 

選択肢2. 刃の表と裏のなす角度を刃角という。

理容用レザーの刃角は主に20°〜23°程度に設定されており、切れ味と肌への優しさに関係します。
 

選択肢3. 2枚の鋏体が互いに接する部分を触点という。

触点は正確な切断を行う重要な場所です。
一点で接触するように作られています。
 

選択肢4. 鋏体から薬指環、母指環までの部分を鋏柄という。

鋏体は、鋏の刃と刃をつなぎ合わせる部分です。
鋏の切断機能を担う重要な部分です。

 

鋏体から指を入れる孔までを、鋏柄といいます。

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