理容師 過去問
第50回
問45 (文化論及び理容技術理論 問5)

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問題

理容師試験 第50回 問45(文化論及び理容技術理論 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

クリッパーに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • モーター式の主要構造は、小型モーターと、その回転を上刃の往復運動に変換するクランク機構である。
  • マグネット式の重要な部分は、上刃を取り付けてある振動桿(しんどうかん)と、鉄しんに取り付けてあるコイルである。
  • モーター式のモーターの回転運動は、ウォームギアを通じ、ギアで加速されてクランクピンからクランクに伝わり、左右の往復運動に変換される。
  • マグネット式は、回転部分がなく構造は簡単だが、やや音が大きい。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、クリッパーに関する記述で、誤っているものを選びます。

選択肢1. モーター式の主要構造は、小型モーターと、その回転を上刃の往復運動に変換するクランク機構である。

正しい記述です。

モーター式の主要構造は、小型モーターの回転運動がウォームギアによってギアに伝わり、クランク機構によって上刃の往復運動に変換されます。

選択肢2. マグネット式の重要な部分は、上刃を取り付けてある振動桿(しんどうかん)と、鉄しんに取り付けてあるコイルである。

正しい記述です。

マグネット式は、鉄しんに取り付けてあるコイルの磁力で発生した運動を、上刃を取り付けてある振動桿(しんどうかん)へ伝える構造です。

選択肢3. モーター式のモーターの回転運動は、ウォームギアを通じ、ギアで加速されてクランクピンからクランクに伝わり、左右の往復運動に変換される。

誤った記述です。

モータ式のモーターの回転運動は、ウォームギアを通じてギアで加速されるのではなく、減速されます。

ギアを減速されてクランピンからクランクに伝わり、左右の往復運動に変換されます。

選択肢4. マグネット式は、回転部分がなく構造は簡単だが、やや音が大きい。

正しい記述です。

マグネット式は、回転部分がない簡単な構造になっています。

モーター式に比べてマグネット式の方がやや音が大きくなります。

まとめ

この問題のポイントは、

モーター式の主要構造は、小型モーターとクランク機構。

マグネット式の重要な部分は、振動桿(しんどうかん)とコイル。

モーター式のモーターの回転運動は、ウォームギアを通じギアで減速されて、クランクに伝わり、左右の往復運動に変換されます。

マグネット式は、構造は簡単だが、やや音が大きい。

この4点を覚えておきましょう。

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02

クリッパーの種類はモーター式とマグネット式があります。
構造の違い、特徴を理解しましょう。
 

選択肢1. モーター式の主要構造は、小型モーターと、その回転を上刃の往復運動に変換するクランク機構である。

特徴
・現在は主流になっている。
刃の取り替えが容易。
・円滑な作動と静かな運転音。

 

構造
モーターの回転運動を刃の動きに変換する仕組みです。
回転運動は高速で、直接刃を動かすには適していないのでウォームギアを通じて減速されます。
 

選択肢2. マグネット式の重要な部分は、上刃を取り付けてある振動桿(しんどうかん)と、鉄しんに取り付けてあるコイルである。

マグネット式は回転部分がなく、マグネットの力を利用し刃を左右に動かす仕組みです。

 

振動桿が上刃に取り付けてあり、刃を振動させる役割があります。
コイルは鉄心に巻かれており、電流と磁力で振動桿を動かします。
刃が左右に動き、頭髪を刈ることが可能です。
 

選択肢3. モーター式のモーターの回転運動は、ウォームギアを通じ、ギアで加速されてクランクピンからクランクに伝わり、左右の往復運動に変換される。

誤り

 

ウォームギアは高速回転を低速で強力な回転力に変換します。
 

減速された回転運動はクランプピンを介してクランク機構に伝えられます。回転運動が往復運動に変換されます。
クランク機構によって生成された往復運動が刃に伝わり、上下が交互に動き、毛をカットする仕組みです。
 

選択肢4. マグネット式は、回転部分がなく構造は簡単だが、やや音が大きい。

特徴
・シンプルな構造なので、メンテナンスが容易。
・音が大きい。
 

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