理容師 過去問
第51回
問24 (衛生管理技術 問4)

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問題

理容師試験 第51回 問24(衛生管理技術 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

消毒薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  両性界面活性剤は、多量の有機物があっても消毒効果は変わらない。
b  エタノールは、揮発性が強く濃度変化を起こしやすいので、密栓して保存する。
c  次亜塩素酸ナトリウムは、日光で分解するため、冷暗所で保存する。
d  逆性石けんの消毒効果は、普通の石けんと併用すると向上する。
  • aとb
  • bとc
  • cとd
  • aとd

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題で押さえておくべきポイントは、各消毒薬の性質と保存方法、有機物や石けんとの相性です。

選択肢1. aとb

a:誤りです。
有機物(血液・膿など)が多いと消毒効果は低下します。

 

b:正しいです。
揮発すると濃度が変わり、効果が低下します。必ず密栓して保存します。

選択肢2. bとc

b:正しいです。
揮発すると濃度が変わり、効果が低下します。必ず密栓して保存します。

 

c:正しいです。
光や熱で分解が進むため、遮光容器に入れ冷暗所保存します。

選択肢3. cとd

c:正しいです。
光や熱で分解が進むため、遮光容器に入れ冷暗所保存します。

 

d:誤りです。
普通の石けん(陰イオン界面活性剤)と逆性石けん(陽イオン界面活性剤)は化学的に中和し合い、効果が低下します。

選択肢4. aとd

a:誤りです。
有機物(血液・膿など)が多いと消毒効果は低下します。

 

d:誤りです。
普通の石けん(陰イオン界面活性剤)と逆性石けん(陽イオン界面活性剤)は化学的に中和し合い、効果が低下します。

まとめ

エタノールは密栓保存、次亜塩素酸ナトリウムは冷暗所保存が基本です。両性界面活性剤や逆性石けんは有機物や石けんとの併用で効果が落ちるため、使用環境を整えることが重要です。

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02

消毒薬にはそれぞれ特性や使用条件、保存方法があります。

以下のポイントを押さえておきましょう。

 

両性界面活性剤:比較的刺激が少なく皮膚に優しいが、有機物にはやや影響を受ける

エタノール:揮発性が高く、密栓保存が必須

次亜塩素酸ナトリウム:日光や高温で分解しやすいため冷暗所保存が必要

逆性石けん(陽イオン系):通常の石けん(陰イオン系)と混ぜると効果が低下する(中和してしまう)

選択肢1. aとb

a 誤り

有機物の影響は比較的少ないとはいえ、多量に存在すると消毒効果が低下してしまいます。

 

b 正しい

濃度が低下すると効果が薄れるため密栓保存は基本事項です。

 

選択肢2. bとc

正解

 

b 正しい

濃度が低下すると効果が薄れるため密栓保存は基本事項です。

 

c 正しい

紫外線や熱に弱く、冷暗所保存が必要です。

選択肢3. cとd

c 正しい

紫外線や熱に弱く、冷暗所保存が必要です。

 

d 誤り

逆性石けん(陽イオン界面活性剤)は、普通の石けん(陰イオン)と

中和反応を起こしてしまうので併用すると効果が低下します。

選択肢4. aとd

a 誤り

有機物の影響は比較的少ないとはいえ、多量に存在すると消毒効果が低下してしまいます。

 

d 誤り

逆性石けん(陽イオン界面活性剤)は、普通の石けん(陰イオン)と

中和反応を起こしてしまうので併用すると効果が低下します。

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