理容師 過去問
第51回
問32 (皮膚科学 問2)

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問題

理容師試験 第51回 問32(皮膚科学 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚付属器官の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 毛の生える方向を毛流といい、皮膚の割線と直角の方向に一致している。
  • 毛は、皮膚の表面から出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根という。
  • 毛は、成長期、退行期、休止期を繰り返す。
  • 立毛筋は平滑筋で、自律神経に支配されている。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題で押さえておくべきポイントは、皮膚付属器官(毛・立毛筋など)の構造と働きです。毛の成長周期や立毛筋の支配神経は基本知識として頻出です。特に「毛流と皮膚の割線との関係」に注意が必要です。

選択肢1. 毛の生える方向を毛流といい、皮膚の割線と直角の方向に一致している。

毛流と皮膚の割線は直角ではなく、ほぼ一致する(平行する)のが正しいです。ここがひっかけポイントです。

選択肢2. 毛は、皮膚の表面から出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根という。

毛幹は外に出ている部分、毛根は皮膚内に埋まっている部分を指します。

選択肢3. 毛は、成長期、退行期、休止期を繰り返す。

毛周期(ヘアサイクル)としてこの3つの時期を繰り返します。

選択肢4. 立毛筋は平滑筋で、自律神経に支配されている。

立毛筋は交感神経の支配を受ける平滑筋で、寒さや感情刺激で毛を逆立てます。

まとめ

毛流は皮膚の割線と直角ではなく、ほぼ一致する方向です。覚え方は「毛の流れと皮膚の割線は仲良し=平行」と整理すると混乱しません。

 

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02

皮膚には毛や汗腺・皮脂腺などの付属器官があり、

これらは皮膚の働きや外界との関係において重要な役割を果たしています。

選択肢1. 毛の生える方向を毛流といい、皮膚の割線と直角の方向に一致している。

正解

 

一般的に毛流と皮膚の割線は一致するとは限らず、必ずしも直角ではありません。

個人差があり部位によっても方向はさまざまです。

 

選択肢2. 毛は、皮膚の表面から出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根という。

正しい記述です

 

毛幹:皮膚の表面に出ている部分

毛根:皮膚の中に埋まっている部分

選択肢3. 毛は、成長期、退行期、休止期を繰り返す。

正しい記述です

 

毛周期の説明で

成長期→退行期→休止期→再び成長期と繰り返します。

 

選択肢4. 立毛筋は平滑筋で、自律神経に支配されている。

正しい記述です

 

立毛筋は寒さや恐怖などの刺激により毛を立てる筋肉です。

平滑筋であり自律神経(主に交感神経)の支配を受けます。

 

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