理容師 過去問
第51回
問39 (香粧品化学 問4)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

理容師試験 第51回 問39(香粧品化学 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

香粧品に用いられる成分とその配合目的に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
  • パラオキシ安息香酸エステル(パラベン) ――― 防腐剤
  • パラアミノ安息香酸エステル ――― 金属イオン封鎖剤(キレート剤)
  • ポリビニルピロリドン(PVP) ――― 皮膜形成剤
  • ジブチルヒドロキシトルエン(BHT) ――― 酸化防止剤

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

この問題で押さえておくべきポイントは、化粧品成分の代表例とその配合目的です。特に「パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)」「PVP」「BHT」は基本知識ですが、「パラアミノ安息香酸エステル」の用途がひっかけです。

選択肢1. パラオキシ安息香酸エステル(パラベン) ――― 防腐剤

パラベンは化粧品で最も代表的な防腐剤で、細菌やカビの増殖を防ぎます。

選択肢2. パラアミノ安息香酸エステル ――― 金属イオン封鎖剤(キレート剤)

パラアミノ安息香酸エステルは紫外線吸収剤として用いられます。
金属イオン封鎖剤(キレート剤)の代表例はEDTA(エチレンジアミン四酢酸)です。

選択肢3. ポリビニルピロリドン(PVP) ――― 皮膜形成剤

PVPは整髪料や化粧品に使われ、薄い皮膜を作ることでスタイリング保持や化粧もちに役立ちます。

選択肢4. ジブチルヒドロキシトルエン(BHT) ――― 酸化防止剤

BHTは酸化防止剤として配合され、油脂や有機成分の酸化劣化を防ぎます。

まとめ

覚え方としては、

 

パラベン=防腐剤

PVP=皮膜形成剤

BHT=酸化防止剤

パラアミノ安息香酸エステル=紫外線吸収剤(キレート剤ではない)


と整理すると混乱しません。

 

参考になった数1

02

香粧品に用いられる成分はそれぞれ何に使われているのかを整理し理解しておきましょう。

選択肢1. パラオキシ安息香酸エステル(パラベン) ――― 防腐剤

正しい記述です

 

パラベンは細菌やカビの繁殖を防ぐための代表的な防腐剤として広く使用されています。

 

選択肢2. パラアミノ安息香酸エステル ――― 金属イオン封鎖剤(キレート剤)

正解

 

パラアミノ安息香酸エステルは局所麻酔剤や紫外線吸収剤として利用されることがあります。

金属イオン封鎖剤(キレート剤)としてはEDTA(エチレンジアミン四酢酸)などが用いられます。

 

選択肢3. ポリビニルピロリドン(PVP) ――― 皮膜形成剤

正しい記述です

 

PVPは整髪料などで皮膜を形成しホールド力を与えるために使われます。

選択肢4. ジブチルヒドロキシトルエン(BHT) ――― 酸化防止剤

正しい記述です

 

BHTは化粧品や食品において酸化を防ぎ品質を保持する目的で使用される抗酸化剤です。

参考になった数0