理容師 過去問
第51回
問42 (文化論及び理容技術理論 問2)
問題文
下図は、1950年代に流行した髪型である。該当するものは、次のうちどれか。

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問題
理容師試験 第51回 問42(文化論及び理容技術理論 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
下図は、1950年代に流行した髪型である。該当するものは、次のうちどれか。

- 慎太郎刈
- GIカット
- ハーフロング
- リーゼントスタイル
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この過去問の解説 (2件)
01
正しいのは 慎太郎刈です。
図は、前髪をやや長めに残して額へ落とし、サイドと後ろを高めに刈り上げた短髪です。
これは1950年代に若者の間で流行した慎太郎刈(スポーツ刈り系)の特徴と一致します。
正答です。特徴は、額にかかる短めの前髪と、脇をすっきり刈り上げた形です。
1950年代中ごろに流行し、当時の若者文化(いわゆる太陽族)を象徴しました。
図のシルエットと一致します。
アメリカ兵に多い極短のクルーカット系で、前髪もトップもかなり短く均一に整えるのが基本です。
図のように前髪を前方に残して額へ落とす形ではありません。
したがって図とは合いません。
髪の長さを指す言葉で、鎖骨〜胸あたりの長めのレングスを意味することが多いです。
図はベリーショート〜ショートの刈り上げであり、ハーフロングではありません。
前髪を高く立ち上げて後方へ流し、サイドをなで付け、後ろをダックテールにまとめるのが典型です。
図のような前髪前下がり・高い刈り上げの短髪とは形が異なります。
1950年代の日本では、短く清潔感のあるGIカットや、前髪を残す慎太郎刈、さらにリーゼントなど多様なスタイルが並びました。
図は、前髪を落としてサイドを高く刈るという点で慎太郎刈の典型に当たります。
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02
この問題で押さえておくべきポイントは、1950年代に日本や欧米で流行した髪型の特徴を整理しておくことです。
「慎太郎刈り(しんたろうがり)」とは、1950年代に流行したものです。
スポーツ刈りをベースにし、前髪を眉上くらいに長めに残した男性のヘアスタイルです。
俳優・石原慎太郎が映画に出演した際の髪型が由来です。
1930年代末からアメリカ兵で流行った丸刈りスタイルで、戦後日本でも流行したが1950年ではありません。
1970年代以降に多い、肩にかかる長さの髪型です。1950年代ではありません。
戦後のロカビリーブーム(1950年代)に大流行しました。ポンパドゥールのように前髪を大きく上げ、後ろに流す特徴的な髪型です。
流行はしましたが写真と異なります。
リーゼントをはじめ多くの髪型が流行った1950年代ですが、写真から見るスタイルに該当するのは前髪を垂らし、サイドを刈り上げている慎太郎刈りが適しています。
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