理容師 過去問
第51回
問46 (文化論及び理容技術理論 問6)

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問題

理容師試験 第51回 問46(文化論及び理容技術理論 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

レザーの形態と機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • レザーは、くさびの原理によって毛髪を切断する。
  • ハンドルは刀身との重量のバランスをとり、レザーの運行を円滑にする。
  • 替刃は直線刃なので、皮膚に強い圧迫を与えやすい。
  • ハンドルの開きを45度未満にすると、皮膚との接触が弱くなる。

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この過去問の解説 (2件)

01

誤っているのは「ハンドルの開きを45度未満にすると、皮膚との接触が弱くなる。」です。

実際には、ハンドルをあまり開かないと刃が皮膚に寝た状態になり、接触が強くなりやすいです。

選択肢1. レザーは、くさびの原理によって毛髪を切断する。

適切です。

レザー(カミソリ)は刃の先端が毛髪に入り込み、くさびのように押し分けながら切る構造です。

この原理で毛髪をスムーズに切断します。

選択肢2. ハンドルは刀身との重量のバランスをとり、レザーの運行を円滑にする。

適切です。

ハンドルの重さや形は刀身とのバランスを考えて作られています。

これにより、剃るときの動きが安定し、滑らかな操作ができます。

選択肢3. 替刃は直線刃なので、皮膚に強い圧迫を与えやすい。

適切です。

直線刃はカーブのある刃に比べて接触面が一定で、角度や力の加減によっては皮膚に圧力がかかりやすくなります。

選択肢4. ハンドルの開きを45度未満にすると、皮膚との接触が弱くなる。

不適切です。

ハンドルをあまり開かない(45度未満)と刃が皮膚に寝て当たり、かえって接触は強くなります。

逆に、ある程度開いた方が圧力が分散され、接触は軽くなります。

まとめ

レザーの構造や動かし方は、毛髪を切る原理や皮膚への当たり具合に直結します。

くさびの原理重量バランスは正しい知識として覚え、刃の角度(ハンドルの開き)によって接触の強弱が変わることを正しく理解しておく必要があります。

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02

誤っているのは「ハンドルの開きを45度未満にすると、皮膚との接触が弱くなる。」です。
ハンドルの開きが小さすぎると刃が立ちやすく、皮膚への接触(圧力)は強くなりがちです。45度未満で「弱くなる」は逆です。

選択肢1. レザーは、くさびの原理によって毛髪を切断する。

正しい。
刃の鋭利な部分を押し当て、くさびの原理で毛髪を切ります。

選択肢2. ハンドルは刀身との重量のバランスをとり、レザーの運行を円滑にする。

正しい。
ハンドルは刀身とのバランスを調整し、安定した動作を可能にします。

選択肢3. 替刃は直線刃なので、皮膚に強い圧迫を与えやすい。

正しい。

替刃式レザーは刃線が直線で鋭利なため、対皮圧力が強くなりやすく、軽い圧で・短い運行で・角度を小さめに扱うのが基本です。

選択肢4. ハンドルの開きを45度未満にすると、皮膚との接触が弱くなる。

誤り。
開きが小さいほど刃が立ち、接触(圧力)は強くなりがちです。よって不適切です。

まとめ

レザーはくさびの原理で毛を切ります。ハンドルは重心バランスを整え、運行を安定させます。

替刃式は直線刃で圧が強くなりやすいため、圧は軽く・運行は短め・角度は小さめ(おおむね45度を目安)を意識します。

45度未満で接触が弱くなるという理解は誤りです。

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