理容師 過去問
第51回
問52 (文化論及び理容技術理論 問12)
問題文
ワインディングに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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問題
理容師試験 第51回 問52(文化論及び理容技術理論 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
ワインディングに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- ロングステムは、ボリュームを必要とする部分に用いる。
- ハーフステムは、ストランドの角度を90〜110度に引き出す。
- 輪ゴムは、毛折れを防ぐためにピボットポイントにとめる。
- ノンステムの輪ゴムは、頭皮面に対して垂直になる。
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この過去問の解説 (2件)
01
「ロングステムは、ボリュームを必要とする部分に用いる。」が誤りです。
ロングステムは根元から離れて巻く(ステムが長い)ため、根元のボリュームは出にくく、動き(可動性)が大きい巻き方です。
ボリュームを強く出したいときはノンステム(オンベース)を用います。
不適切です。
ロングステムはオフベース寄りで、根元の立ち上がりは弱くなります。
ボリューム狙いには不向きです。狙いは可動性・流れの確保です。
適切です。
ハーフステムはベースに対してほぼ直角(約90度)で取り出す巻き方です。
教材によっては90〜110度の幅を持たせて説明されます。
仕上がりは中程度のボリュームです。
適切です。
輪ゴムはロッドのピボットポイント(端の支点)に掛けます。
ロッド上部に帯状に食い込ませないことで、毛折れや跡を防げます。
適切です。
ノンステム(オンベース)はロッドをベース上に置くため、輪ゴムは頭皮面に対してほぼ垂直に掛かる姿勢になります。
これで均一なテンションが得られます。
ワインディングでは、ステムの長さ=根元のボリュームと可動性のバランスです。
ノンステム=最大のボリューム/ハーフステム=中/ロングステム=ボリューム小で動き重視。
輪ゴムはピボットポイントに掛け、ノンステムでは垂直になる、と整理して覚えると判断しやすいです。
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02
この問題のポイントは、ワインディングのステムの種類と特徴、ゴムの止め方を正しく理解することです。特に「ロングステムの用途」を取り違えやすいので注意が必要です。
誤り。
ロングステムはステム(根元部分)が長くなるため、根元の立ち上がりは弱くなり、毛先の方向性を重視した仕上がりになります。したがって「ボリュームを必要とする部分」ではなく、流れや動きを出したい部分に用います。
正しい。
ハーフステムは中間的なリフトを与える方法で、毛束をほぼ直角(90〜110度)に引き出して巻くのが基本です。
正しい。
ピボットポイント(毛束の支点部分)にゴムをかけることで毛髪に余計なテンションがかからず、毛折れを防ぐことができます。
正しい。
ノンステムはステムをとらないため毛束が頭皮に密着し、ロッドと輪ゴムが頭皮面に対して直角にかかります。
ステムの種類は「ロング=動き・流れ」「ハーフ=適度なボリューム」「ノンステム=根元からのボリューム」と整理すると覚えやすいです。
特にロングステムは「ボリューム」ではなく「方向性」に使う点を押さえることが重要です。
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