理容師 過去問
第51回
問54 (文化論及び理容技術理論 問14)

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問題

理容師試験 第51回 問54(文化論及び理容技術理論 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

替刃式レザーでシェービングするときの注意点に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 皮膚に触れる瞬間が最も切りやすいので、雑にあてない。
  • 替刃は鋭いので対皮角度を大きくする。
  • ストロークは短く、ゆっくりと運行する。
  • 斜行運行は、皮膚に均等にあてることを目的とする。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題のポイントは、替刃式レザーは刃が鋭利なため、角度・ストローク・運行にいくつか注意が必要であることを理解しているかどうかです。特に「対皮角度の扱い」で誤答しやすいので注意が必要です。

選択肢1. 皮膚に触れる瞬間が最も切りやすいので、雑にあてない。

正しい。
刃が皮膚に接する瞬間は最も危険で、慎重にあてる必要があります。

選択肢2. 替刃は鋭いので対皮角度を大きくする。

誤り。
替刃は非常に鋭いため、対皮角度はむしろ小さく(20〜30度程度)設定するのが基本です。

角度を大きくすると皮膚を傷つけやすくなります。

選択肢3. ストロークは短く、ゆっくりと運行する。

正しい。
替刃式は特に切れ味が鋭いため、短いストロークでゆっくり動かすことで安全かつ均一に剃れます。

選択肢4. 斜行運行は、皮膚に均等にあてることを目的とする。

正しい。
斜行運行は刃を斜めに運行させることで皮膚への圧を分散させ、均等にあてる効果があります。

まとめ

替刃式レザーは「角度は小さく」「ストロークは短くゆっくり」「斜行で均等に」が基本。

誤りやすいのは「角度の大小」で、鋭利な刃ほど角度は小さめ(20〜30度)に保つと覚えると安全です。

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02

誤っているのは「替刃は鋭いので対皮角度を大きくする。」です。

替刃式レザーは切れ味が強いので、刃は皮膚に浅く当てることが基本です。

対皮角度を大きくすると食い込みやすく、傷の原因になります。

選択肢1. 皮膚に触れる瞬間が最も切りやすいので、雑にあてない。

適切です。

レザーを置く瞬間は圧が一点に集中しやすく、最も傷つけやすい場面です。

皮膚を軽く伸ばし、刃をやさしく置いてから運行を始めます。

選択肢2. 替刃は鋭いので対皮角度を大きくする。

不適切です。

替刃は切れ味が強いため、対皮角度は小さめ(一般におよそ20〜30度の浅い当たり)を守ります。

角度を大きくすると刃先が立ち、食い込みや擦過を起こしやすくなります。

選択肢3. ストロークは短く、ゆっくりと運行する。

適切です。

短いストロークでゆっくり動かすと、圧と角度のコントロールがしやすく、毛流や凹凸に合わせて安全に剃れます。

選択肢4. 斜行運行は、皮膚に均等にあてることを目的とする。

適切です。

刃を進行方向に対してやや斜めに動かすと、接触が均一になり、抵抗が分散して当たりがやわらぎます。

仕上がりも滑らかになりやすいです。

まとめ

替刃式レザーの安全操作は、浅い角度短くゆっくり初接触を丁寧に斜行で均一にが基本です。

とくに角度は事故の原因になりやすいので、大きくしないことを確実に守ると判断を誤りません。

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