社会保険労務士の過去問
第49回(平成29年度)
健康保険法 問4

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問題

社労士試験 第49回(平成29年度) 択一式 健康保険法 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

健康保険法に関する次のアからオの記述のうち、正しいものの組合せは、後記AからEまでのうちどれか。

ア 介護保険料率は、各年度において保険者が納付すべき介護納付金( 日雇特例被保険者に係るものを除く。)の額( 全国健康保険協会が管掌する健康保険においては、所定の国庫補助額を控除した額 )を当該年度における当該保険者が管掌する介護保険第2号被保険者である被保険者の総報酬額の総額の見込額で除して得た率を基準として、保険者が定める。なお、本問において特定被保険者に関する介護保険料率の算定の特例を考慮する必要はない。
イ 被保険者に係る療養の給付は、同一の傷病について、介護保険法の規定によりこれに相当する給付を受けることができる場合には、健康保険の給付は行われない。
ウ 健康保険事業の事務の執行に要する費用について、国庫は、全国健康保険協会に対して毎年度、予算の範囲内において負担しているが、健康保険組合に対しては負担を行っていない。
エ 事業主は、被保険者に係る4分の3未満短時間労働者に該当するか否かの区別の変更があったときは、当該事実のあった日から10日以内に被保険者の区別変更の届出を日本年金機構又は健康保険組合に提出しなければならない。なお、本問の4分の3未満短時間労働者とは、1週間の所定労働時間が同一の事業所に使用される通常の労働者の1週間の所定労働時間の4分の3未満である者又は1か月間の所定労働日数が同一の事業所に使用される通常の労働者の1か月間の所定労働日数の4分の3未満である者であって、健康保険法第3条第1項第9号イからニまでのいずれの要件にも該当しないものをいう。
オ 前月から引き続き任意継続被保険者である者が、刑事施設に拘禁されたときは、原則として、その月以後、拘禁されなくなった月までの期間、保険料は徴収されない。
  • A( アとイ )
  • B( アとエ )
  • C( イとウ )
  • D( ウとオ )
  • E( エとオ )

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:1(アとイ)

ア、正しいです。法160条16項。設問の通りです。

イ、正しいです。法55条2項。設問の通りです。

ウ、誤りです。法151条。健康保険組合に対しても国庫負担は行われています。

エ、誤りです。法3条1項。則28条3項。「10日以内」を「5日以内」とすると正しい内容になります。

オ、誤りです。法158条。被保険者については設問の通りですが、任意継続被保険者に関しては刑事施設に拘禁された場合も徴収は継続されます。



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02

ア 設問の通りであり、正しいです。(法160条16項)
イ 設問の通りであり、正しいです。(法55条2項)
ウ 誤りです。健康保険の事務の執行に要する費用について、国庫
  は、健康保険組合に対しても負担しています。(法151条)
エ 誤りです。「10日以内」ではなく、「5日以内」です。(則28
  条の3)
オ 誤りです。任意継続被保険者は、刑事施設に拘禁されたときで
  も保険料は徴収されます。(法158条)

以上のことから、正しいものの組合せはア・イであり、
正解は1となります。

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03

ア 設問のとおり正しいです。

イ 設問のとおり正しいです。

ウ 健康保険組合にも負担しています。

エ 5日以内です。

オ 任意継続の場合、徴収されます。

よって1となります。

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