社会保険労務士の過去問
第54回(令和4年度)
国民年金法 問2
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問題
社労士試験 第54回(令和4年度) 択一式 国民年金法 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
国民年金法に関する次のアからオの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1から5までのうちどれか。
ア 第1号被保険者及び第3号被保険者による資格の取得及び喪失、種別の変更、氏名及び住所の変更以外の届出の規定に違反して虚偽の届出をした被保険者は、10万円以下の過料に処せられる。
イ 日本年金機構の役員は、日本年金機構が滞納処分等を行うに当たり厚生労働大臣の認可を受けなければならない場合においてその認可を受けなかったときは、20万円以下の過料に処せられる。
ウ 世帯主が第1号被保険者に代わって第1号被保険者に係る資格の取得及び喪失、種別の変更、氏名及び住所の変更の届出の規定により届出をする場合において、虚偽の届出をした世帯主は、30万円以下の罰金に処せられる。
エ 保険料その他の徴収金があった場合に国税徴収法第141条の規定による徴収職員の検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、又は当該検査に関し偽りの記載若しくは記録をした帳簿書類を提示した者は、30万円以下の罰金に処せられる。
オ 基礎年金番号の利用制限等の違反者に対して行われた当該行為等の中止勧告に従うべきことの命令に違反した場合には、当該違反行為をした者は、50万円以下の罰金に処せられる。
ア 第1号被保険者及び第3号被保険者による資格の取得及び喪失、種別の変更、氏名及び住所の変更以外の届出の規定に違反して虚偽の届出をした被保険者は、10万円以下の過料に処せられる。
イ 日本年金機構の役員は、日本年金機構が滞納処分等を行うに当たり厚生労働大臣の認可を受けなければならない場合においてその認可を受けなかったときは、20万円以下の過料に処せられる。
ウ 世帯主が第1号被保険者に代わって第1号被保険者に係る資格の取得及び喪失、種別の変更、氏名及び住所の変更の届出の規定により届出をする場合において、虚偽の届出をした世帯主は、30万円以下の罰金に処せられる。
エ 保険料その他の徴収金があった場合に国税徴収法第141条の規定による徴収職員の検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、又は当該検査に関し偽りの記載若しくは記録をした帳簿書類を提示した者は、30万円以下の罰金に処せられる。
オ 基礎年金番号の利用制限等の違反者に対して行われた当該行為等の中止勧告に従うべきことの命令に違反した場合には、当該違反行為をした者は、50万円以下の罰金に処せられる。
- (アとイ)
- (アとエ)
- (イとウ)
- (ウとオ)
- (エとオ)
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題で覚えておくポイントは「罰則および罰金」についてになります。
ウ:(×)
虚偽の届出をした世帯主は、「6月以下の懲役又は30万円以下の罰金」になります。
オ:(×)
基礎年金番号の利用制限等の違反者に対して行われた当該⾏為等の中止勧告に従うべきこと
の命令に違反した場合には、「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金」になります。
ア:(〇)
資格の取得及び喪失、種別の変更、氏名及び住所の変更以外の届出の規定に違反して虚偽の届出をした被保険者は、10万円以下の過料に処せられます。
イ:(〇)
日本年金機構の役員は、日本年金機構が滞納処分等を行うに当たり厚生労働大臣の認可を受けなければならない場合においてその認可を受けなかったときは、20万円以下の過料に処せられます。
エ:(〇)
徴収職員の検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、又は当該検査に関し偽りの記載若しくは記録をした帳簿書類を提示した者は、30万円以下の罰金になります。
「罰則および罰金」をすべて覚えることは難しいですが出てきた問題をを中心に覚えるようにしましょう。
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02
ア.正
「資格の取得及び喪失、種別の変更、氏名及び住所の変更以外の届出」について、例えば戸籍法上の死亡の届出等軽微なものは10万円以下の過料、資格の得喪等に係る届出は重い、しない場合は30万円以下の罰金に処する。
イ.正
第百十三条の四 機構の役員は、次の各号のいずれかに該当する場合には、二十万円以下の過料に処する。
一 第百九条の六第一項及び第二項、第百九条の七第一項、第百九条の八第一項並びに第百九条の十一第二項の規定により厚生労働大臣の認可を受けなければならない場合において、その認可を受けなかつたとき。
二 第百九条の七第三項の規定による命令に違反したとき。
ウ.誤
虚偽の届出の場合は罰金だけではなく、6か月以下の懲役又は30万円以下の罰金に処されます。
エ.正
第百十三条の二 次の各号のいずれかに該当する場合には、当該違反行為をした者は、三十万円以下の罰金に処する。
一 第九十五条の規定によりその例によるものとされる国税徴収法第百四十一条の規定による徴収職員の質問に対して答弁をせず、又は偽りの陳述をしたとき。
二 第九十五条の規定によりその例によるものとされる国税徴収法第百四十一条の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、又は当該検査に関し偽りの記載若しくは記録をした帳簿書類を提示したとき。
オ.誤
法111条の2
50万円以下の罰金だけではなく懲役もつきます。正しくは1年以下の懲役又は50万円以下の罰金となります。
誤っているものの組合せは(ウとオ)です。
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03
国民年金法をはじめ各社会保険制度には、規定に反した場合の罰則が規定されています。
実生活では、規定に故意に反する行動をとる人は少ないと考えられるため、ごく基本的な考え方を押さえておき、具体的な数値の暗記等は優先度を下げてもよいと筆者は考えています。
ア.正しい記述です。
知識問題のレベルと判断します。
このまま理解しておきましょう。
イ.正しい記述です。
知識問題のレベルと判断します。
このまま理解しておきましょう。
なお、本設問文にかかる学習の優先度は下げてもよいと筆者は考えます。
ア.正しい記述です。
知識問題のレベルと判断します。
このまま理解しておきましょう。
エ.正しい記述です。
知識問題のレベルと判断します。
このまま理解しておきましょう。
イ.正しい記述です。
知識問題のレベルと判断します。
このまま理解しておきましょう。
なお、本設問文にかかる学習の優先度は下げてもよいと筆者は考えます。
ウ.誤った記述です。
本設問文のうち、「30万円以下の罰金」は「6月以下の懲役又は30万円以下の罰金」が正しいです。
知識問題のレベルと判断します。
このまま理解しておきましょう。
なお、本設問文のような場合における罰則がこのように重いものである点は、理解しておくとよいでしょう。
ウ.誤った記述です。
本設問文のうち、「30万円以下の罰金」は「6月以下の懲役又は30万円以下の罰金」が正しいです。
知識問題のレベルと判断します。
このまま理解しておきましょう。
なお、本設問文のような場合における罰則がこのように重いものである点は、理解しておくとよいでしょう。
オ.誤った記述です。
本設問文のうち、「50万円以下の罰金」は「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金」が正しいです。
知識問題のレベルと判断します。
このまま理解しておきましょう。
なお、本設問文にかかる学習の優先度は下げてもよいと筆者は考えます。
エ.正しい記述です。
知識問題のレベルと判断します。
このまま理解しておきましょう。
オ.誤った記述です。
本設問文のうち、「50万円以下の罰金」は「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金」が正しいです。
知識問題のレベルと判断します。
このまま理解しておきましょう。
なお、本設問文にかかる学習の優先度は下げてもよいと筆者は考えます。
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