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社労士の過去問 第55回(令和5年度) 労働基準法及び労働安全衛生法 問9

問題

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労働安全衛生法の対象となる作業・業務について、同法に基づく規則に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
   1 .
金属をアーク溶接する作業には、特定化学物質障害予防規則の適用がある。
   2 .
自然換気が不十分な場所におけるはんだ付けの業務には、鉛中毒予防規則の適用がある。
   3 .
重量の5パーセントを超えるトルエンを含む塗料を用いて行う塗装の業務には、有機溶剤中毒予防規則の適用がある。
   4 .
潜水業務(潜水器を用い、かつ、空気圧縮機若しくは手押しポンプによる送気又はボンベからの給気を受けて、水中において行う業務をいう。)には、酸素欠乏症等防止規則の適用がある。
   5 .
フォークリフトを用いて行う作業には、労働安全衛生規則の適用がある。
( 社労士試験 第55回(令和5年度) 択一式 労働基準法及び労働安全衛生法 問9 )
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この過去問の解説 (3件)

5

労働安全衛生法では、特定の危険または有害な作業・業務に対して特別な安全衛生規則を設けています。

これにより、労働者の安全と健康を守るために必要な措置が講じられます。

選択肢1. 金属をアーク溶接する作業には、特定化学物質障害予防規則の適用がある。

正しい

解説:金属をアーク溶接する作業は、特定化学物質障害予防規則の適用対象です。

アーク溶接には化学物質が発生する可能性があるため、これに関する特別な安全措置が必要です。

選択肢2. 自然換気が不十分な場所におけるはんだ付けの業務には、鉛中毒予防規則の適用がある。

正しい

解説:自然換気が不十分な場所でのはんだ付け業務は、鉛中毒予防規則の適用対象です。

はんだ付けには鉛を含む材料が使用されることが多く、適切な換気措置が必要とされます。

選択肢3. 重量の5パーセントを超えるトルエンを含む塗料を用いて行う塗装の業務には、有機溶剤中毒予防規則の適用がある。

正しい

解説:重量の5%を超えるトルエンを含む塗料を用いる塗装業務は、有機溶剤中毒予防規則の適用対象です。

有機溶剤は健康に様々な影響を及ぼす可能性があり、特別な予防措置が求められます。

選択肢4. 潜水業務(潜水器を用い、かつ、空気圧縮機若しくは手押しポンプによる送気又はボンベからの給気を受けて、水中において行う業務をいう。)には、酸素欠乏症等防止規則の適用がある。

誤り

解説:潜水業務は、酸素欠乏症等防止規則ではなく、高気圧作業安全衛生規則の適用対象です。

潜水業務は水中での作業という特殊な環境下で行われるため、高気圧下での安全措置が必要とされます。

選択肢5. フォークリフトを用いて行う作業には、労働安全衛生規則の適用がある。

正しい

解説:フォークリフトを用いて行う作業は、労働安全衛生規則の適用対象です。

フォークリフトの操作は、物品の取り扱いに関連して様々な危険を伴うため、適切な安全措置の実施が求められます。

まとめ

労働安全衛生法において、特定の作業・業務に適用される規則の理解には、作業の性質やそれに伴う危険性を正確に把握することが重要です。

例えば、化学物質を扱う作業、有害な物質の発生する可能性のある作業、特殊な環境下での作業などは、それぞれ特定の安全衛生規則の適用を受けます。

これらの規則は、労働者が安全に作業を行うための基準を設け、危険や健康被害の防止を目的としています。

したがって、それぞれの作業に適切な規則が適用されることは、労働現場における安全と健康を守る上で不可欠です。

労働安全衛生法におけるこれらの規定は、労働者の安全を最優先に考えたものであり、作業の特性に応じた適切な対策の実施を義務付けています。

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0

少し細かい内容で、難易度としてはやや難しい問題と言えるでしょう。

近年の法改正の分野でもありますので、できれば押さえておきたいところです。

選択肢1. 金属をアーク溶接する作業には、特定化学物質障害予防規則の適用がある。

設問の通り正しい。設問の業務には特定化学物質障害予防規則の適用がある。

選択肢2. 自然換気が不十分な場所におけるはんだ付けの業務には、鉛中毒予防規則の適用がある。

設問の通り正しい。「自然換気が不十分な場所におけるはんだ付けの業務」ですので、換気が不十分なので危険かも!とイメージできれば判断できるでしょう。

選択肢3. 重量の5パーセントを超えるトルエンを含む塗料を用いて行う塗装の業務には、有機溶剤中毒予防規則の適用がある。

設問の通り正しい。重量の5パーセントを超えるトルエンを含む塗料がどんなものかは深く考えなくても、塗料を扱う仕事→有機溶剤とイメージしておきましょう。

選択肢4. 潜水業務(潜水器を用い、かつ、空気圧縮機若しくは手押しポンプによる送気又はボンベからの給気を受けて、水中において行う業務をいう。)には、酸素欠乏症等防止規則の適用がある。

誤り。設問の業務は「高気圧作業安全衛生規則」の適用があります。「酸素欠乏症」とありますが、潜水業務ですので、水中と陸上では気圧が違う!というようなイメージです。

選択肢5. フォークリフトを用いて行う作業には、労働安全衛生規則の適用がある。

設問の通り正しい。フォークリフトは比較的有名ですので、フォークリフトを使う作業→危険→規制がある。といったようにイメージしておきましょう

まとめ

設問の業務がどういった業務かイメージできれば解答をある程度絞ることはできるかもしれません。ただ、正解の選択肢はかなり迷うと思います。今後、再度出題されるかはわかりませんが今回の問題の範囲は確認しておきましょう。

0

労働安全衛生法の対象となる作業・業務について、同法に基づく規則の適用有無を問う問題です。

選択肢1. 金属をアーク溶接する作業には、特定化学物質障害予防規則の適用がある。

正しいです。金属をアーク溶接する作業には、特定化学物質障害予防規則の適用があります。

選択肢2. 自然換気が不十分な場所におけるはんだ付けの業務には、鉛中毒予防規則の適用がある。

正しいです。自然換気が不十分な場所におけるはんだ付けの業務には、鉛中毒予防規則の適用があります。

選択肢3. 重量の5パーセントを超えるトルエンを含む塗料を用いて行う塗装の業務には、有機溶剤中毒予防規則の適用がある。

正しいです。有機溶剤含有物を用いて行う塗装の業務に該当するものには、有機溶剤中毒予防規則の適用があります。

選択肢4. 潜水業務(潜水器を用い、かつ、空気圧縮機若しくは手押しポンプによる送気又はボンベからの給気を受けて、水中において行う業務をいう。)には、酸素欠乏症等防止規則の適用がある。

誤りです。潜水業務に適用されるのは「高気圧作業安全衛生規則」です。なお、酸素欠乏症等防止規則においては、空気中の酸素の濃度や硫化水素の濃度等が問題となるため、水中で行う潜水業務についての適用はありません。

選択肢5. フォークリフトを用いて行う作業には、労働安全衛生規則の適用がある。

正しいです。フォークリフトを用いて行う作業には、労働安全衛生規則の適用があります。

まとめ

やや難しい問題といえますが、消去法により正解に辿り着くことは可能です。あまり細かな知識までおさえる必要はありませんが、潜水業務に「酸素欠乏症等防止規則」の適用がない点はおさえておきましょう。

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