測量士補の過去問
平成27年度(2015年)
問18
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問題
測量士補試験 平成27年度(2015年) 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
画面距離10cm、撮像面での素子寸法12µmのデジタル航空カメラを用いて、海面からの撮影高度2,500mで、標高500m程度の高原の鉛直空中写真の撮影を行った。この写真に写っている橋の長さを数値空中写真上で計測すると1,000画素であった。
この橋の実長は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
ただし、この橋は標高500mの地点に水平に架けられており、写真の短辺に平行に写っているものとする。
この橋の実長は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
ただし、この橋は標高500mの地点に水平に架けられており、写真の短辺に平行に写っているものとする。
- 180m
- 240m
- 300m
- 360m
- 420m
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この過去問の解説 (4件)
01
図を描くと分かるのですが、相似の関係が成立します。
そのため、一画素に写る地上画素寸法をもとにすると、次のような式が成立します。
12㎛:0.1m=xm:2000m
0.1xm = 2000m*12㎛
x = 24cm
橋の画面上での長さは1000画素であるから、
24cm*1000 = 24000cm = 240m
以上のことから、選択肢の2が答えとなります。
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02
解説
デジタル航空カメラの画素寸法、撮影高度、縮尺に関する問題です。
撮影高度と縮尺の関係から計算します。
画面距離が10㎝ですので、この空中写真の写真縮尺は、
0.10 / (2,500-500) = 1 / m
より、1/20,000 と求められます。
画素寸法から写真上の橋の長さを求めると、
0.000012m × 1,000画素 = 0.012m
※ 1μmは、0.000001m(1×10-6)
写真縮尺から橋の実長を求めると次のようになる。
0.012m / L= 1 / 20,000
L= 0.012m × 20,000 = 240m
したがって、橋の実長は 240mとなります。
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03
※1μmは、0.000001m(1×10-6)
画面距離 / 撮影高度 の公式を使用して写真縮尺を出します。
画面距離10cm(0.1m) 撮影高度 2500-500=2,000m から
0.1 / 2,000 = 1/20000
写真上の橋の寸法が
素子寸法12μm=0.000012m
空中写真上で
1,000画素であることから
0.000012m × 1,000 = 0.012m
橋の実延長は写真上の寸法と写真縮尺を使用して算出します。
写真上の寸法に 縮尺を掛けてあげれば実際の数値が出てきますので、
0.012m × 20000 = 240m
よって問の答えは 2 となります。
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04
計算問題です。
橋の写真の寸法が12μm、橋の画素数が1,000画素であることから、橋の写真上の寸法は
0.000012m×1000=0.012m
となります。
画面距離10cm、撮影高度 2500-500=2,000m、
画面距離/撮影高度=写真上に写された距離/地上距離(水平距離)より
10cm/2000m=0.012m/橋の実長
橋の実長=0.012m×20000=240m
となります。
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