測量士補の過去問
令和元年度(2019年)
問6

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問題

測量士補試験 令和元年度(2019年) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

平面直角座標系(平成14年国土交通省告示第9号)において、点Bは、点Aからの方向角が198°00′00′′、平面距離が1,200.00mの位置にある。点Aの座標値を、X=-1,000.00m、Y=+500.00mとする場合、点Bの座標値は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
なお、関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。
  • X=-1,370.82m、Y=-641.17m
  • X=-1,370.82m、Y=-641.27m
  • X=-1,370.82m、Y=-641.37m
  • X=-2,141.27m、Y=+129.18m
  • X=-2,141.27m、Y=+129.28m

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この過去問の解説 (3件)

01

解答:4

解説:
 点Aの座標値を使って点Bの座標値(Xb, Yb)を求めます。
Xb = -1000m + 1200m*cos198°
  = -1000m + 1200m*(-cos18°)
  = -1000m + 1200m*(-0.95106)
  = -2141.272

Yb = +500m + 1200m*sin198°
  = +500m + 1200m*(-sin18°)
  = +500m + 1200m*(-0.30902)
  = +129.176

このことから、選択肢の4が答えとなります。

参考になった数13

02

既知点から未地点への距離と方向角が与えられていて、未知点の座標値を計算によって求める問題です。トータルステーションを使った測量は、この問題の考え方が基本となっているので、非常に重要です。

選択肢4. X=-2,141.27m、Y=+129.18m

既知点Aの座標値は、X=-1,000.00 Y=+500.00 です。

既知点Aから未知点Bの距離と方向角がわかっている場合、未知点BのX座標は、次の計算式で計算できます。

未知点BのX座標=既知点AのX座標+AB間の距離×coc(AからBの方向角)

=-1,000.00+1,200×cos198°=-1,000.00+1,200×(cos198°=-cos18°=-0.95106)=

-2141.27となります。

一方、未知点BのY座標は、次の計算式で計算できます。

未知点BのY座標=既知点AのY座標+AB間の距離×sin(AからBの方向角)

=+500.00+1,200×(sin198°=-sin18°=-0.30902)=129.18となります。

よって、Bの座標値はX=-2141.27 Y=+129.18 となります。

まとめ

既知点の座標値、既知点か未地点への距離と方向角が与えられていて、未知点の座標値を求める問題は、今後、測量の勉強をしていくうえで、最も重要な考え方といっても過言ではありません。ここで、しっかり習得しておきましょう。

参考になった数4

03

計算問題です。

選択肢4. X=-2,141.27m、Y=+129.18m

X= ○

Y= ○

点Aを0°とし点Bを求めます。

斜辺が1,200.00m

方向角が198°00'00''なので

Δ X =-1,200.00×sin72°

=-1,200.00×0.95106

=-1,141.272

Δ Y =-1,200.00×cos72°

  =-1,200.00×0.30902

  =-370.824

X B =-1,000.00-1,141.272

=-2,141.27

Y B =+500.00-370.824

  =129.18

となります。

参考になった数2