測量士補の過去問
令和元年度(2019年)
問19
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問題
測量士補試験 令和元年度(2019年) 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
空中写真測量において、同一コース内での隣接写真との重複度(オーバーラップ)を80%として平たんな土地を撮影したとき、一枚おき(例えばコースの2枚目と4枚目)の写真の重複度は何%となるか。最も近いものを次の中から選べ。
なお、関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。
なお、関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること。
- 36%
- 40%
- 50%
- 60%
- 64%
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この過去問の解説 (3件)
01
解答:4
オーバーラップ80%ということは、1枚目と2枚目の端がそれぞれ10%ずつ重なっていないことになります。
10%ずつずらしながら撮影すると1枚目と3枚目の端はそれぞれ20%ずつずれることになり、
1枚目と3枚目の重なりは100%-20%-20%=60%となります。
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02
解説:
同一コース内での隣接写真との重複度が80%としたとき、写真は20%ずつずれながら撮影されることになります。
一枚おきの写真は、20%ずつずれながら撮影されることから、
20%*2 = 40% ずれて重複することが分かります。
ですので、重複度は 100%-40% = 60% となります。
このことから、答えは選択肢の4となります。
この問題は図を描けば、簡単に解ける問題だと思います。
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03
空中写真測量におけるオーバーラップ率を求める問題です。この問題は、この分野の問題としては、平易な部類に属します。問題を図に描いて、重複する部分を斜線を引くなどすれば、手計算をしなくても、暗算で解くことができます。
オーバーラップ率が80%ですので、1枚目の写真と2枚目のそれを重ねると、1枚目の左側10%が2枚目から外れ(重複せず)、また、2枚目の右側10%が1枚目から外れます(重複しません。)。よって、1枚目と2枚目で重複する部分は、80%となります。
次に、2枚目の上に3枚目を重ねます。すると、3枚目の左側10%は2枚目から外れるので、1枚目から言えば、ずれが累積するので、1枚目の左側20%が外れます。また、3枚目の右側10%は2枚目から外れますから、ずれが累積するので、3枚目の右側20%が1枚目から外れます。
このことから、1枚目と3枚目で重複する部分は、ズレの累積値であるである、右側の20%と左側20%の合計40%を除いた部分(1-40%)=60%となり、これが答えになります。
この問題は、公式を使わずに、図を描いて、暗算で解くことができます。しかし、年によっては、公式を使わないと解けない問題が出ます。毎年毎年、平易な問題が出るとは限りませんので、オーバーラップ率に関する難しい問題にも挑戦しておきましょう。
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