測量士補 過去問
令和6年度(2024年)
問3

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問題

測量士補試験 令和6年度(2024年) 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

次のa及びbの各問の答えとして最も近いものの組合せはどれか。次の中から選べ。
ただし、円周率π=3.14とする。
なお、関数の値が必要な場合は、関数表を使用すること。

a  84°15′36″をラジアンに換算すると幾らか。
b  三角形ABCで辺AC=8.0m、∠BCA=70°、∠ABC=30°としたとき、辺BCの長さは幾らか。
  • a:0.73ラジアン  b:4.1m
  • a:0.73ラジアン  b:15.8m
  • a:1.47ラジアン  b:15.0m
  • a:1.47ラジアン  b:15.8m
  • a:4.83ラジアン  b:15.0m

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この過去問の解説 (3件)

01

ここでの問題のポイントは、ラジアンや三角関数についての知識です。

 

 

まず、1ラジアンとは約57.3度になります。

180/3.14 ≒ 57.3°

1ラジアンはおよそ、57.3°となります。

 

 

次にこの問題の解き方ですが、度分秒の表記から10進法になおします。

(参考) 1'(1分)=1/60度   

           1″(1秒)=1/3600度

84°15′36″ = 84+(15/60)+(36/3600)

               =84.26度

 

この84.26度をラジアンに直します。

84.23÷57.3≒1.47(ラジアン)

 

aは1.47ラジアンが答えとなります。

 

 

 

 

bの問題は正弦定理を使います。

三角形では、辺と対応する角度の比が同じになります。

 

 

これを利用して問題を解きます。

 

①正弦定理より

  8/Sin30° = 辺BC/Sin(180°-70°-30°)

  Sinの値は関数表より代入します。

  Sin80°=0.98481

  Sin30°=0.5

 

  辺BC=(8xSin80°)/Sin30° 

        =(8x0.98481)/0.5

        = 15.75696≒15.8

 

選択肢4. a:1.47ラジアン  b:15.8m

解説の通り、a:1.47ラジアン、b:15.8mなので、これが正解です。

まとめ

こういった三角関数を使った代入パターンの

問題もよく見られます。

正弦定理、余弦定理はしっかりと覚えましょう。

参考になった数29

02

以下、回答です。

選択肢1. a:0.73ラジアン  b:4.1m

a:1.47ラジアン  b:15.8m

のため不正答。

選択肢2. a:0.73ラジアン  b:15.8m

a:1.47ラジアン  b:15.8m

のため不正答。

選択肢3. a:1.47ラジアン  b:15.0m

a:1.47ラジアン  b:15.8m

のため不正答。

選択肢4. a:1.47ラジアン  b:15.8m

a:1.47ラジアン  b:15.8m

のため正答。

選択肢5. a:4.83ラジアン  b:15.0m

a:1.47ラジアン  b:15.8m

のため不正答。

まとめ

a

度分秒からラジアンへの変換は、

θ° =180/πなので1.47ラジアンとなります。

b

正弦定理を使用。

∠BCA=70°、∠ABC=30°のため、∠BAC=80°

三角形ABCで辺AC=8.0mのため、8/sin30°=BC/sin80°

答えは15.8

 

参考になった数6

03

ラジアンへの変換方法と正弦定理を理解しましょう。

 

 

選択肢1. a:0.73ラジアン  b:4.1m

不正答です。

選択肢2. a:0.73ラジアン  b:15.8m

不正答です。

選択肢3. a:1.47ラジアン  b:15.0m

不正答です。

選択肢4. a:1.47ラジアン  b:15.8m

正答です。

選択肢5. a:4.83ラジアン  b:15.0m

不正答です。

まとめ

・aの算出方法は以下の通りです。

 

84°15′36″の度分秒を10進法の度にします。
 84° + (15′/60) + (36″/3600) = 84 + 0.25 + 0.01 = 84.26度

84.26度からラジアンにします。
 ラジアン = 度 × π/180 (円周率π=3.14)
 84.26 × 3.14/180 ≒ 1.471ラジアン

よって、1.47ラジアンです。

 

 

・bの算出方法は以下の通りです。

 

正弦定理を使って算出します。

正弦定理とは、「三角形の正弦(sinθ)の比は3辺の長さの比に等しい」

という関係を示す定理です。

これを式に示すと、以下のように表されます。

 

正弦定理 = a/sinA = b/sinB =  c/sinC

 

まずは、三角形の残りの角度∠BACを求めます。

 180° ー 70° - 30° = 80°

 正弦定理 = a/sinA = b/sinB より、

 a/sin80 = 8.0/sin30 

 a = 8.0 × sin80 / sin30

  = 15.75696 ≒ 15.8

よって、辺BCは15.8mです。 

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