測量士補 過去問
令和6年度(2024年)
問14

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問題

測量士補試験 令和6年度(2024年) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、地形測量における等高線による地形の表現方法について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
  • 1本の等高線は、原則として、図面の内又は外で閉合する。
  • 閉合する等高線の内部に必ずしも山頂があるとは限らない。
  • 傾斜の緩やかな斜面では、傾斜の急な斜面に比べて、地形図上における等高線の間隔は狭くなる。
  • 傾斜に変化のない斜面では、地形図上における等高線の間隔が等しくなる。
  • 計曲線は、等高線の標高値を読みやすくするため、一定本数ごとに太く描かれる主曲線である。

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この過去問の解説 (3件)

01

これは等高線の問題になります。

 

図をみると等高線の間隔が広い方が緩やかな勾配となり、

狭い間隔の方が急勾配となっています。

選択肢1. 1本の等高線は、原則として、図面の内又は外で閉合する。

正しいです。

等高線は原則として閉合します。

選択肢2. 閉合する等高線の内部に必ずしも山頂があるとは限らない。

正しいです。

山の上の方が凹んだ形(カルデラ)みたいな場合、等高線の内部にはなりません。

選択肢3. 傾斜の緩やかな斜面では、傾斜の急な斜面に比べて、地形図上における等高線の間隔は狭くなる。

誤りです。

解説の通り、緩やかな傾斜の方が間隔は広くなります。

選択肢4. 傾斜に変化のない斜面では、地形図上における等高線の間隔が等しくなる。

正しいです。

一定の間隔の等高線は同勾配となります。

選択肢5. 計曲線は、等高線の標高値を読みやすくするため、一定本数ごとに太く描かれる主曲線である。

正しいです。

地形図等をみやすくするために、計曲線は太い線だったり、

赤色で示されることが多いです。

参考になった数6

02

以下、回答です。

選択肢1. 1本の等高線は、原則として、図面の内又は外で閉合する。

1本の等高線は、原則として、図面の内又は外で閉合する。

上記記述正しいため、不正答。

選択肢2. 閉合する等高線の内部に必ずしも山頂があるとは限らない。

閉合する等高線の内部に必ずしも山頂があるとは限らない。

上記記述正しいため、不正答。

選択肢3. 傾斜の緩やかな斜面では、傾斜の急な斜面に比べて、地形図上における等高線の間隔は狭くなる。

傾斜の緩やかな斜面では、傾斜の急な斜面に比べて、地形図上における等高線の間隔はくなる。

よって、正答。

選択肢4. 傾斜に変化のない斜面では、地形図上における等高線の間隔が等しくなる。

傾斜に変化のない斜面では、地形図上における等高線の間隔が等しくなる。

上記記述正しいため、不正答。

選択肢5. 計曲線は、等高線の標高値を読みやすくするため、一定本数ごとに太く描かれる主曲線である。

計曲線は、等高線の標高値を読みやすくするため、一定本数ごとに太く描かれる主曲線である。

上記記述正しいため、不正答。

参考になった数2

03

試験頻出の定義です。

傾斜緩やか→等高線間隔「広い」、傾斜急→等高線間隔「狭い」

選択肢1. 1本の等高線は、原則として、図面の内又は外で閉合する。

不正答です。

等高線は必ず閉曲線となるか、図郭(図面枠)で切れるまで続き、理論上どこかで閉じます。

選択肢2. 閉合する等高線の内部に必ずしも山頂があるとは限らない。

不正答です。

閉じた等高線内部には「谷」や「凹地」もあり、必ずしも山頂とは限りません(例:皿状盆地など)。

選択肢3. 傾斜の緩やかな斜面では、傾斜の急な斜面に比べて、地形図上における等高線の間隔は狭くなる。

正答です。

緩やかな斜面→同じ標高差に対し水平方向の距離が長くなる→等高線の間隔は広くなる

逆に、急斜面ではとても短い距離で等高線が集まる(間隔が狭くなる)

よって、この選択肢は誤りです。

選択肢4. 傾斜に変化のない斜面では、地形図上における等高線の間隔が等しくなる。

不正答です。

一定の傾斜では、等高線の間隔=常に一定です。

選択肢5. 計曲線は、等高線の標高値を読みやすくするため、一定本数ごとに太く描かれる主曲線である。

不正答です。

一定本数ごとに太線で描く=計曲線で、標高値も普通は添えてあります。

参考になった数0