測量士補 過去問
令和7年度(2025年)
問13

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

測量士補試験 令和7年度(2025年) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

図13は、ある道路の縦断面を模式的に示したものである。
この道路において、トータルステーション(以下「TS」という。)を用いた縮尺1/1,000の地形図作成を行うため、標高86.3mの点AにTSを設置し点Bの観測を行ったところ、高低角−5°、斜距離72.0mの結果が得られた。
また、同じ道路上にある点Cの標高は123.8mであった。
このとき、点B、点C間の水平距離を500.0mとすると、点Bと点Cを結ぶ道路上の標高87.3mの点Xは、この地形図上で点Bから何cmの地点か。最も近いものを次の選択肢から選べ。
ただし、点Aと点Bを結ぶ道路及び点Bと点Cを結ぶ道路は、傾斜が一定でまっすぐな道路である。また、点A〜C及び点Xはいずれも道路中心線上にあるものとする。
なお、関数の値が必要な場合は、関数表を使用すること。
問題文の画像
  • 8.3cm
  • 16.6cm
  • 25.0cm
  • 33.3cm
  • 41.6cm

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

以下、解答です。

選択肢1. 8.3cm

正答です。

選択肢2. 16.6cm

不正答です。

選択肢3. 25.0cm

不正答です。

選択肢4. 33.3cm

不正答です。

選択肢5. 41.6cm

不正答です。

まとめ

①点Aの標高から点Bの標高を計算する

点Aと点Bの間の高さ差は、高低角と斜距離から計算します。

高低差 h=d×sin⁡(θ)

θ=−5°、d=72.0m

h=72.0×sin⁡(−5°)=72.0×(−0.08716)=−6.2736m

点Bの標高:86.3−6.2736=80.0264m

 

② 点Bと点C間の標高差を確認

点Bの標高:約80.03m

点Cの標高:123.8m

標高差:123.8−80.03=43.77m

 

③点Bから点Cの水平距離は500m、点Xは標高87.3mの地点

点B〜点C間は一定傾斜の直線とし、点Bから点Xまでは未知の距離x(m)とします。


④点B〜点Xの標高差

87.3−80.03=7.27m

 

⑤傾斜率の計算

点B〜点C間の傾斜率

傾斜=43.77/500=0.08754

 

⑥水平距離xを求める

7.27=0.08754×x

x=7.27/0.08754=83.05m

 

⑦地形図上の計測

縮尺1/1000なので、地形図上の距離は、

83.051000=0.08305 m=8.3cm

参考になった数0